双葉文庫<br> 文豪怪奇コレクション 耽美と憧憬の泉鏡花 〈小説篇〉

個数:1
紙書籍版価格
¥935
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

双葉文庫
文豪怪奇コレクション 耽美と憧憬の泉鏡花 〈小説篇〉

  • 著者名:泉鏡花【著】/東雅夫【編集】
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 双葉社(2021/09発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575525007

ファイル: /

内容説明

明治・大正・昭和の三代にわたり、日本の怪奇幻想文学史に不滅の偉業を打ち立てた、不世出の幻想文学者・泉鏡花。本書は、鏡花が遺した名作佳品の中から、なぜかこれまで文庫化されていなかった作品群──とりわけ恐怖と戦慄と憧憬に満ちた怪異譚を蒐めた。闇に明滅する螢火を思わせる「女怪幻想」の数々は、読者を妖しき異界へと誘うことだろう。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

39
美しかったです。未発表の作品をおさめた短編集です。ひとつひとつの物語が幻想的なだけではなく、恐怖の旋律も感じます。妖しい世界へと誘われました。2024/01/07

まさ

26
闇に灯る妖しい明かりに引き寄せられてしまう。怪異と気づきながらもその世界に身を委ねてしまう。『幻往来』や『紫障子』など、作品に登場する人物の健気な姿同様、鏡花の美しい文章に宿る魔力に浸され悶えた。これらが1冊に収まっていることで何度も読み返しやすくなるだろうな。「小説篇」となっていることに、次作アンソロジーも楽しみになる。 2021/10/10

くろばーちゃん

5
鏡花といえば、絵本になっている『化鳥』や、天守物語くらいしか読んでなくてまだまだ憧れの存在。このアンソロジーに載っている作品は、私には読みこなせなかった。なんとなく怪しい雰囲気は伝わるのだが、誰のセリフなのか、この場面には誰と誰がいるのかなど、わからなくなってしまって情景を思い描けなかった。"戯曲編"も積んであるので、そちらを読み、周辺の作家の作品を読んでから読み返したい。2021/12/17

SOLVEIG

3
やっと読了……という感じ。好きな世界なんだけれど、かなり苦戦。難しいと言うのとはちょっと違う気がするのだけれど、「読み辛かった」というのが正直な感想。結局どういう話なのかはなんとなくわかる気はするのだけれど、文章表現、言葉(単語)の使い方等々に慣れなきゃ駄目だなと。そんな中、『尼ヶ紅』は長かったけれどついて行けた方だったかなと思う。戯曲編も積んであるので、後日そちらにも挑戦する。そして、時を置いて、本書も再読してみようと。 とはいえ、「似たようなパターンが多いかも?」という印象もどこかに。。。2022/03/06

丹尾瀬

0
「高桟敷」の言い知れない不気味さ 「尼ヶ紅」の蛇と桔梗 「霰ふる」の霰の降る夜に子ども二人 思い浮かぶ情景が懐かしく感じてなんだか不思議 2022/09/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18338889
  • ご注意事項