講談社文庫<br> 京の怨霊、元出雲 古事記異聞

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講談社文庫
京の怨霊、元出雲 古事記異聞

  • 著者名:高田崇史【著】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 講談社(2021/09発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065244586

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内容説明

橘樹雅は研究テーマ「出雲」を追い、京都を訪れる。

かつて出雲族の集落があったという下鴨神社の周辺には
「怨霊の寺」出雲寺をはじめ、出雲路橋、出雲井於(いのへ)神社など今も出雲だらけ。
糺(ただす)の森で起きた殺人事件を機に「言霊(ことだま)」の力を理解した雅は、
朝廷がまつろわぬ民=出雲族にかけた「呪い」の正体を解き明かす。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

るぴん

30
古事記異聞3作目。京都に残る「出雲」の謎を追う雅。神の名にしろ地名にしろ、名前としてかけられた呪が何百何千年も残っているという事実に驚く。まさにこれが言霊なんだなぁ。ちょくちょく名前が出てきた小余綾教授のシリーズも読もうかな。2021/11/09

かつおさん

24
元出雲国一の宮、出雲大神宮。ここが江戸末期まで「出雲大社」と呼ばれていたなんて⁈出雲の杵築大社へ遷された大国主命。出雲、丹波国、京都そして伊勢。天照大神は祖神でなく大怨霊⁈出雲大社も出雲大神宮も本殿より猿田彦神が先。一体、何者?京都の出雲郷、八咫烏に遡る賀茂氏に仕掛けられた朝廷の陰謀。囚われていた出雲族。怨霊鎮めと出雲寺、出雲井於神社、上御霊神社、下御霊神社。下鴨神社、上賀茂神社の真の役割。「賀茂の厳神、松尾の猛霊」。サスペンスより高田崇史の歴史探訪が面白い。次は三輪の神。楽しみ!2022/03/05

よっしー

23
京都の「出雲」のお話でした。出雲大神宮の散策は、QEDシリーズで読むのとはまた違った視点で書かれていて…その違いがまた面白く読ませて貰いました。亀岡までは中々出掛けられないですが、京都市内の出雲路周辺ならもう少し気軽に行けそうなので…その辺りの神社はまた巡ってみようと思います。 ちらほらと名前の出てきた小余綾さんの話も手元にあるので…またどこかで読み返せたらいいな。とりあえず、この勢いのまま、最後の巻へ行きたいと思います。2022/10/21

hnzwd

20
出雲を巡るシリーズもついに第四弾。出雲とは何かをスタートに、島根以外に残る出雲を巡り、歴史の謎を解く。現実の事件は添えるだけ。と、いういつも通りのスタイル。今回は京都にも出雲があったと。間をあまり置かずに次も読もう。2022/06/12

お涼

19
シリーズ3作目。研究テーマの「出雲」を調べるうちに京都にたどり着く。京都に出雲がつく地名がこれ程あったとは。土地の名前しかり、漢字の成り立ちは怖いものが多い。次々に謎が出てきて次は奈良に行くようだけど、このシリーズ終わりはあるのだろうか。2023/03/12

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