内容説明
民俗学研究室に所属する橘樹雅は、指導教官の御子神伶二に研究テーマ・出雲について「殆ど理解できていない」と厳しく指摘される。傷つきながら現地へ旅立った雅は、出雲大社、佐太神社などを巡るうちに『古事記』や『日本書紀』の伝える出雲神話に疑問を持ちはじめる。神話に隠された「敗者の歴史」を描く歴史ミステリー。
目次
プロローグ
雲出づる国
出雲四大神
大蛇雲の山
弥生八雲に
雅かなる雲
エピローグ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
るぴん
34
新装版が出たので、これを機に。高田さんを読むのはQED、カンナに続き3シリーズ目。出雲に関する謎はたくさんあるし序章的な感じだったので、これ1冊だけだとちょっと物足りなかったな。雅と御子神はタタルさんと奈々ちゃんのような感じになるのかと思いきや、旅は雅の1人旅だし、御子神はほとんど出てこないのね…。とりあえず、次も読もう。2021/02/13
よっしー
22
出雲大社に行こうと思っているので、それまでに文庫版で再読しました。少し前にQEDシリーズの出雲神伝説を読んだので、文の説明が被っているところがあり、祟の蘊蓄も思い出しながら読めました。雅を見ていると、旅行1つでも予定を急に変更すると色々な手配が大変なんだと感じ、QEDシリーズとの違いを実感したり。出雲の謎は深まるばかり、そして現実の事件は雅の預かり知らぬ所で解決…と言って良いものなのか。とりあえず、次へ進みます。2022/10/20
がんも
21
歴史好きです、という事で初読みの作家さん、これ殺人事件はいるんでしょうか?出雲ミステリーだけでも面白い気がするんですけど、シリーズ化みたいなんで、この先この事件が絡んでくるのかしら……とりあえず、読んでると出雲に行きたくなります。2021/05/17
hnzwd
20
新シリーズ。出雲縛りでしょうか。殺人事件はともかく、全体の謎も中途半端な所で締めてしまったような。。続編できっちり着地するんでしょうか。2021/04/12
mahiro
17
出雲大好きなのでつい、古代史ミステリーと殺人事件が絡むシリーズ物かな、古代出雲を課題にした大学院生橘樹雅が研究の為出雲へ行くのと現地で起きた殺人事件が並行して語られ黄泉比良坂辺りで1つとなる。サクサク読めるが軽いなと言う気もするが、雅と同じ年代にやはり一人で出雲の神社を回った事を想い出す。雅が特別な印象を受けた神魂神社がやはり私が今でも一番心に残る神社だった。主要キャラもまだ余り出て来ないようだ、2巻も読んで見ようかなしかし主人公が薄いというか魅力のないキャラだなあ…2021/06/04
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