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内容説明
母の入院のために親戚の家に暮らすことになった水内洵と妹の沙菜。地元の人たちが「風の館」と呼ぶ屋敷で、洵は幽霊の洵吾をはじめ、二本足で立ってしゃべる猫、意地悪なカラス、動く鎧武者など、奇妙なものたちに出会い、不思議な体験をする。
この館は二つの世界が重なっていて、彼らはもう一つの世界の住人なのだ。そして二つの世界を行き来できるのは、風と洵だけなのだという。
そして、人と人ではないものが共に住めるこの館を狙って、邪悪な化け物が襲いかかってきた!
化け物の正体とは何なのか。
共存か、それとも対決か――。
洵は館と愛する人たちを守るために、最後の戦いに挑む!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チアモン
45
シリーズ第4段。最終巻。児童書だけれども結構重たい内容でした。自分のことだけではなく、相手のことも思いやることのできる人にならなきゃね。とても勉強になるシリーズでした。児童書にしとくのはもったいない。さすが、あさのさんです。2019/02/13
はつばあば
41
あぁ私、琴音さんのようなおばあさんになりたい。もう少し早く読んでいたら・・琴音さんが二人のお母さんをしている頃なら同じ時間を過ごせたかも。でもねぇいくら怖い娘でも・・亭主や子供を早く亡くしたりするのは困ります。今の生活が破たんしてしまいますもの(;´∀`)。ほんと人って目先のことしか頭にないんですよ。自然の大切さ、命の大切さ、国民が払っている税金の有難み!。国会議員さん、失って初めて気がつくのでは遅いんですよ。風の館・・きっとどこかにあるかもしれない。お誘いがあれば飛んで行きたいものです2022/06/19
ぶんこ
28
終わってしまいました。 憎み続ける事の辛さ、哀しさが胸にこたえました。 憎しみを憎しみで受け止めていては、何も救われない、生み出さない。 相手を知る事の大切さを教えられた気がします。2015/01/20
kanon
4
おばあちゃんも弱くなってしまう部分があったけれど、やっぱりかっこいいなぁって思ってしまいました。テーマが結構重い部分もあるけれど、他人事ではない目の前のことなので、やっぱり考えさせられます。登場人物たちが好きなお話でした。2013/09/25
WIXOSS
2
洵が言っていたように、風の館で色んな精たちと共存して欲しかった… 館を燃やすしか本当に方法は無かったのだろうか? このキャラクターたちが好きだったので、もう読めなくなるのは少し寂しい… 目の前のものだけではなく、色んなものを理解しようと思いました。2014/07/06