内容説明
豊かな自然に包まれた、カナダの大都会バンクーバー。出張捜査でかの地を踏んだ薬師寺涼子警視は、高圧的な外務官僚を挨拶代わりにおシオキする。続いてハリウッドの超大物プロデューサーから、映画女優としてスカウトされたお涼サマ。次から次へと、ウジャウジャ出てくる悪役相手に、スーパー・アクションで戦闘開始! 傍若無人の怪奇事件簿、第五弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
162
怪奇趣味のB級映画監督の子孫が住むと言う謎の島での大乱闘。ヨーロッパと違ってカナダと言うとどうしても歴史の重みを感じることが出来ず(absintheの読解力)、恐らく作者の意図通り醜悪ハリウッドB級感を楽しんだ。当時粗製乱造された映画群の雰囲気は良く出ていた。このチープ感はまさしく意図されたものだ。absintheはそういうのあまり観ないのだけれども・・・。2019/09/30
Humbaba
7
どのような作品を作るのかは本人の自由である。ただし、自分の作りたいものが必ずしも他の人が見たいものであるとは限らない。いくら自分の中では会心の出来だったとしても、他社が評価してくれないのでは本当の喜びを感じるのは難しいということは判っておく必要がある。2017/09/17
Tetchy
6
今回の敵は黒蜘蛛。もうハリウッドのB級ホラー映画なみの設定だ。そしてそれは作者も自覚的。今回も薬師寺涼子の無敵ぶり、傍若無人ぶりは健在。というよりも以前にも増して拍車が掛かっている。ここまで来るともう涼子は単に運動神経抜群、才気に溢れ、更に超絶美人というありがちなキャラクターからさらに一歩抜きん出た存在となり、リアリティ云々を超越したキャラクターとなっている。クライマックスの涼子の黒いボディスーツは『ヤッターマン』のドロンジョ様を思い浮かべてしまった。う~ん、どうしたんだろう、田中芳樹。2010/02/01
ソラ
4
【読メ登録以前読了作品】 内容(「BOOK」データベースより) 豊かな自然に包まれたカナダの大都会バンクーバー。出張捜査でかの地を踏んだ薬師寺涼子警視は、高圧的な外交官僚を挨拶代わりにおシオキする。続いてハリウッドの超大物プロデューサーから女優としてスカウトされたお涼サマ。ウジャウジャ出てくる悪役相手に、演技ではないスーパー・アクションで戦闘開始。 2008/08/04
UI
3
さてと。何を書いておこうか。よけいなコトを言うのも野暮だしなあ。ともあれ、妙な後味の悪さなどを心配せずに、軽い期待であっさり読める本はそれなりにイイものです。一時でも夢中にさせるくらい徹底的にサービスしてくれるともっとウレシイのですが。今回の悪役はちょっと好みでした。2012/07/15
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