内容説明
警視庁史上、最強にして最凶のキャリア官僚・薬師寺涼子警視がパリに舞い降りた。空港ではさっそく、老人がリスのような生物に脳を吸われ死亡するという怪事件が……。怪物の背後にうごめく世界的企業を相手に、涼子は嬉々として単独捜査に乗り出す! 涼子に忠誠を誓う美少女メイドも登場。傍若無人の怪奇事件簿、第三弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
167
涼子の人徳で引っ張る、ハチャメチャ設定で愉快になれるエンタメ小説。作家本人が息抜きに書いたという。読者も息抜きできる。元気がなくて自分に渇を入れたいときに楽しめる作品だ。今回の舞台は題名どおり巴里なのだが、お由紀もちゃんと登場し、お涼とお由紀の仲良し漫才も健在で、またかよ・・・と言いたくなるお約束の掛け合いで、ヤッターマンシリーズを思い出す。2019/09/14
豆乳くま
22
涼子様御一行、パリへ行く。パリだろうと冥王星だろうと涼子の行くところへは異変が起こる。今度は錬金術からの怪異。なんのこっちゃ。完全無欠の美貌と破壊力爆発の傍若無人ぶり、「やられたらやり返す」ではなく「やりたいからやる」の精神で大暴れ。泉田警部補へのツンデレがたまりません。2016/05/12
ホームズ
16
久々に読んだ。このシリーズは作者が色々不満に思っていることや言いたい事を書く為に続けてる気がする(笑)今回は分かりやすい標的はいなかった気がするけど色々書いてるな~(笑)2012/11/16
Humbaba
7
好きになれないとしても、自分の味方である場合には行動を妨害することも攻撃することも出来ない。ただし、それはあくまでも見方であるからこそやらないだけであって立場が変わればその限りではない。その意味では好きになれないような相手は的に回ってくれたほうがありがたいとすら言える。2017/09/17
ゴマ
7
ドラよけお涼の三作目、舞台はフランスのパリ。彼女の行くとこにはまた怪異が。海外での日本文化であるアニメの浸透や、錬金術が題材に。泉田君が最後活躍しました。彼は実写版にするなら誰が適役かな?(二作目飛ばしたのでまた読まないと(-。-;2013/03/26