内容説明
主君・徳川慶喜に命じられたパリ行きが、渋沢栄一の新たな人生を拓く!
主君・徳川慶喜が将軍となり、心ならずも幕臣となった渋沢栄一。失意の中、一八六七年のパリ万国博覧会に派遣される徳川昭武ら使節団の随行員に選ばれ、渡欧を決意。産業発展めざましい西洋で、株式会社や銀行の仕組みを知り、官と民が平等である社会に大きな衝撃を受ける。
「大政奉還」の知らせを受けた栄一らは急遽帰国の途へ。徳川の時代はすでに終わり、一変した日本の様子に、栄一は驚きを隠せない。慶喜が隠棲する静岡で、民間に身を置きながら慶喜を支える決意をした栄一であったが、突然、明治新政府から大蔵省への仕官を命じられる。
大河ドラマ「青天を衝け」第22回~第31回の内容を収載した、完全小説版第3弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どぶねずみ
24
22~31回放送のノベライズ。いよいよ栄一がワクワクした気持ちでパリに向かい、日の本では見たこともない新しいことを毎日吸収する一方、日本ではまさかの大政奉還。悔しい思いを抱きながらの帰国。上様に命を捧げると誓ったのに、いつもどこかで歯車が狂ってしまう栄一。慶喜様を慕う栄一がそばから離れてしまうのを本当は一番寂しく感じながらも送り出すシーンは読んでいて涙が出た。本当に説明しきれないほど一度にいろんなことが起こったなぁ。私も栄一のようにムベムベするぞ(笑)2021/12/08
Book Lover Mr.Garakuta
16
【速読】(一日ニ書):小林書店で、購読。更なる飛躍を目指すトコロが面白い一つ所にいつまでも拘らない所がこの時代に生まれた天性と思います。2021/10/02
jupiter68
4
値段が下がったから購入。ドラマを思い出しながら飛ばし読みだ。渋沢栄一は立派な人だったのだが、女にはだらしがなかった。そんな点が少し見えた感じがする。2021/12/09
sai
3
図書館の新刊本コーナーにあったので借りてきたもの。ドラマ放映で見終わったのと同じ回までが掲載されてたので続きが気になる~2021/10/22