内容説明
大河ドラマ「青天を衝け」完全小説版、渋沢栄一の青春時代を描く第1巻いよいよ刊行!
「虐げられる身分のままでは終われない。俺は、武士になる!」
武蔵国血洗島村(現・埼玉県深谷市)、藍染めの原料となる藍玉作りと養蚕を営む富農の家に生まれた主人公・渋沢栄一は、頭の回転は早いが、大人や権力に物おじしない“やんちゃ坊主”に育つ。商才に長けた父の背中に学び、商売のおもしろさに目覚めていく栄一だったが、17歳の頃、人生を変える最初の事件が起こる――。
幕末から明治へ、時代に翻弄され挫折を繰り返しながらも、近代日本のあるべき姿を追い続けた渋沢栄一の、熱き青春の日々がここに始まる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
TakaUP48
40
渋沢栄一が題材ということで、久し振りに大河ドラマを観るようになった。ここ最近は、ドラマ始めの徳川家康のしゃべりが面白いと評判のようだ。この本は、テレビドラマの場面割ともほぼ同じ流れで書かれている。武蔵国血洗島村(現・埼玉県深谷市)の藍染めの原料となる藍玉作りと養蚕を営む富農の家に生まれた・栄一は、頭の回転は早いが、大人や権力に物おじしない「やんちゃ坊主」。百姓・栄一と最後の将軍となる慶喜が、互いの異なる身分の立場で変動する日の本に触れていくところが面白い。だが、栄一のイメージがチョット軽すぎるなあ。2021/03/23
どぶねずみ
31
今年の大河ドラマのノベライズ第1巻。もうすぐ終わってしまうのが寂しくて、好きな映像をフラッシュバックしている(笑) 今年は本当によく徳川慶喜関連本を読んだなぁと思っているけど、実はまだ飽き足らずに困っているのだ。本作の主役は渋沢栄一だけど、私の推し(20年以上のファンで今さら推しというのも違和感ある)が徳川慶喜を演じているため、とにかく私の慶喜熱がなかなか冷めない。映像をサラッと流して観てしまい、理解できなかった細かい部分もこれでお復習中。これは渋沢栄一の熱量が半端ないな(笑)2021/11/09
Book Lover Mr.Garakuta
18
江戸幕末から明治に活躍した武蔵国(埼玉県)出身の渋沢栄一の波乱万丈の生涯をえがいた。大河ドラマ青天を衝け第1巻。2021/02/07
だまし売りNo
7
冤罪で投獄されていた高島秋帆がペリー来航で釈放される。冤罪は速やかに釈放しなければならないが、ペリー来航で困ったので知恵を借りたいから釈放というのは御都合主義である。2021/02/28
真琴
5
武蔵国(現・埼玉県深谷市)の藍玉作りと養蚕を営む富農の家に生まれた、渋沢栄一の物語。 大河ドラマ「青天を衝け」のノベライズ本第1巻。 (第一話〜第十話) 2021/02/18