宝島社文庫<br> 公開処刑人 森のくまさん -お嬢さん、お逃げなさいー

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宝島社文庫
公開処刑人 森のくまさん -お嬢さん、お逃げなさいー

  • 著者名:堀内公太郎【著】
  • 価格 ¥704(本体¥640)
  • 宝島社(2021/09発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784800229083

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内容説明

ネットに実名が晒された犯罪者を殺していく殺人鬼“森くま”。結衣が転入した高校では、生徒が自殺した責任を問われて、教師の江沢がTVやネットで騒がれていた。結衣は江沢のために級友のつばきとある行動に出る――。いっぽう、恋人を何者かに強姦された高校教師の優平は、恋人の弟らと仇を討つべく動き出した――。ラストで新たな世界が現れる、二度読み必至のサイコパス・サスペンス。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ソルティ

289
読みやすく一気読みだけど、冒頭からエグい。そしてネット掲示板の書き込み文章が不快極まる。「正義の処刑は正しいか、正しくないか」という問題に深く考えさせられた。私は正しくないと思っていたが、それは実際なんの被害もないからであって、詐欺、暴行、レイプなどの被害にあってたらそうは言えないんじゃないか、と思えてくる。ただ、殺してもらって良かった、では終わらないんじゃないか、とも思う。「「ほかにもおかしなことはたくさんある。そういうものを納得して受け入れるのは、被害者からしたら実に難しい話だと思わないか」」2020/05/25

だんじろー

189
シリーズ物とは気づかずに読んでしまった。悔しい。是が非でも前巻読まねば。でも別に混乱しなかったけどなあ。別々のパートがどこで繋がるのかを楽しみに読んだけれど、そこはまあよくあるパターン。文章も簡潔で読み易い。2016/12/12

nobby

169
これはやっぱり前作に続いて“森のくまさん”という発想の勝利だなぁと。まさかと思いながら引き続き、登場人物の名前ばかり気になった(笑)後半でそのトリックには気付いたので納得の読後感。個人的にはヒーロー化した“森くま”2代目が誰なのかに絞った展開は分かりやすく嫌いではなかった。作者の特徴である章間のスレッド演出が、いじめ・強姦といった重いテーマを読みやすく軽めにしています。続きありそう、そして読みそう(笑)箸休めにちょうどよい作品。2014/07/13

NADIA

163
前作の終わり方が気になって続編も読んでみた。正直なところ前作はどこかで読んだ事がある作品の域から出ない印象だったが、この作品はいい方に予想を裏切ってくれた。2つの物語の同時進行は読み終えてしまえば確かにすでに知っている構造なのだが、読書中には気づかなかった。素直に面白かったと言いたい。「森くま」は今のところここまでのようだが、「だるまさんがころんだら」という本があるらしい。タイトルも面白いし、近いうちに読んでみたいと思う。2017/11/17

hideko

137
『公開処刑人森のくまさん』続編。 『森のくまさん連続殺人事件』から3年、『二代目森のくまさん』を名乗る連続殺人鬼が現れる。あらすじは多くを語らない方がいいと思うので割愛。2人の視点から交互に語られストーリーは進むが、最後まで着地点が解らなかった。前作よりもグロさも増して良い。 これは前作と合わせて本作も読まれる事をお勧めします。 巻頭の人物紹介はいらないかな。それほど込み入って無いし。 前作より断然良い。 他の作品も読んでみたい。2018/01/12

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