創元SF文庫<br> オベリスクの門

個数:1
紙書籍版価格
¥1,540
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

創元SF文庫
オベリスクの門

  • 著者名:N・K・ジェミシン【著】/小野田和子【訳】
  • 価格 ¥1,500(本体¥1,364)
  • 東京創元社(2021/09発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 390pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784488784027

ファイル: /

内容説明

ついに〈第五の季節〉が訪れた。赤道地方を中心に破滅的な地殻変動が襲い、帝国首都ユメネスは壊滅する。父ジージャに連れ去られた娘ナッスンは、ロガを治療できるという南極地方のある地を目指して旅をする。一方、ナッスンを追う母エッスンは地下都市カストリマにたどり着き、再会したアラバスターに〈月〉と呼ばれるものの存在を聞かされる。〈父なる地球〉、失われた〈月〉、石喰いたち、そして人間――彼らが舞台に出そろったいま、物語は大きく動きはじめる。前人未踏、3年連続で三部作すべてがヒューゴー賞長編部門受賞のシリーズ第2弾!/解説=勝山海百合

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tom

25
面白い。地球が生まれたのち、地の奥底で生成された石英やらなにやらの鉱物がネットワークを持ち、語り合っていた。そして、あるとき月が地球から離れていった。このときから地球は、大災害が繰り返されるようになり・・という壮大な物語。主人公エッスンの成長物語でもあり、周りの人たちの生き延びるための苦闘の物語でもある。はてさて、第三巻にはどんな展開が待っているのか。出版が待ち遠しい。ついでに、私はブラタモリのファンなのだけど、この鉱物物語をタモリさんが読んだらどんな感想を持つのか、これが知りたい。2021/12/13

わたなべよしお

25
3部作の2番目ですね。勿論、水準を超えて面白いのは間違いないのですのが、ちょっと期待が大きすぎたかな。一作目ては、よく分からなかった、様々なことが分かってきます。最大なのは、なぜ「季節」が起こるのか、です。でも、今回はやはりダイナミックさに欠けたかなぁ。とはいえ、この3部作、とても楽しみにしています。2021/09/24

タカギ

24
二人称が珍しく、ちょっと読みにくい。ちびちび読んだせいか、冗長にも感じた。夫に息子を殺され、娘を誘拐された母が娘を取り戻す話のはずなのだが(私はそう思っていた)、今回出てきた娘・ナッスンの視点だと、彼女が母・エッスンに抱く感情は複雑である。そこいくと父はわかりやすい愚か者。「季節」が始まった地球では生存環境が厳しくなり、気色の悪い生物も増える。このシーンが良かった、というところも特にないけど、アラバスターとの別れはやっぱり悲しかった。母と娘は戦うことになるのだろうか。2023/03/31

Small World

21
三部作の真ん中に位置する本作には、前巻を超えるスペクタクルなクライマックスが用意されていて、読みながら心が奮えてしまいました。癖のある二人称が読みづらく、没入感を阻害する部分はあるんですが、オロジェニーの描写が凄すぎて圧倒されます。いよいよ最終巻ですが、離ればなれの母娘がどんな再会を果たすのか、今から楽しみだったりするのです。2023/05/08

もち

18
「邪悪な地球、どんなにきみに会いたかったことか」◆水晶のコムで、母・エッスンは思わぬ人物と再会。世界を壊した男が告げる、季節の真相とは——。同じ頃、娘・ナッスンは宿命の相手との邂逅を果たす。悪縁が軋る大地で、親子は空を往く宝石と接触する。■あれだけ面白かった前作は序章も序章。惑星の謎が少しずつ開陳され、舞台設計と直結する超スケールの最終目的が姿を現す。途方もない勝利条件だが、数多の助力を得て母は立ち向かう。覚悟と悲愴と多様な優しさに彩られた、受け止めるための大活劇。2023/02/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18417006
  • ご注意事項
 

同じシリーズの商品一覧

該当件数3件 全てにチェックを入れる/全てにチェックをはずす