実業之日本社文庫 排除 潜入捜査 〈新装版〉

著者名：今野敏

実業之日本社（2021/08発売）

• ISBN：9784408556567

内容説明

拳銃なし、警察手帳なし！
熱帯の闇にうごめく巨大利権を撃て！

拳銃も手帳も取り上げられた元マル暴刑事・佐伯涼が環境犯罪に立ち向かう〈潜入捜査〉シリーズ第２弾。
日本の商社が出資した、マレーシアの採掘所の周辺住民が白血病に倒れた。反公害運動封じ込めのため、暴力的な見せしめを住民に行なう日本のヤクザに、佐伯の怒りが爆発する。佐伯の古代拳法と、ヤクザとの死闘が始まった――！

本作は、今野敏・警察小説の原点ともいえるシリーズを、実業之日本社創刊10周年を記念して装いも新たに刊行するものです。

解説／関口苑生

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[yomineko＠ヴィタリにゃん]

シリーズ第2弾。元暴力団担当刑事にして武術の達人・佐伯。マレーシアに蔓延る暴力団の鬼畜的行為を見事に「排 除」。でも幼い子どもや老人など弱い者が無残に殺される場面を読むのは非常に辛かった。

2024/05/07

[Syo]

タイトルが 変わっているので注意。 面白くない方の今野敏だけど 爽快感は、あったかも。

2021/07/20

[かおりん]

元マル暴刑事の佐伯が環境犯罪に立ち向かう。マレーシアで採掘所の周辺住民が白血病に倒れる。反公害運動運動をやめさせようと日本のヤクザが見せしめを行う。冒頭から凄まじい暴力描写に慄く。佐伯の不詳なところは、ヤクザとの死闘で印象が変わった。村人たちも生きる意欲を失うことなく佐伯に加勢し、悪をこらしめる策も成功した。お嬢様の景子もいい働きだった。

2022/03/05

[ひさか]

1992年4月天山ノベルス刊行の聖王獣拳伝2を排除潜入捜査2と改題し、2008年10月ジョイ・ノベルス刊。2011年8月実業之日本社文庫刊。2021年4月実業之日本社文庫新装版化。シリーズ2作目。内村所長に言われて、佐伯と白石景子はマレーシアへ。前作と似た展開だが、マレーシアでの佐伯の活躍にスカッとした。

2021/10/31

[sg]

さすがの今野敏さん。武術にも精通してるとかもはや無敵。無敵は主人公か。暴力団を正義っぽく描く漫画などが嫌いとか最高だね。俺も元総長ですとかでTV出てる奴嫌いだしね。真面目に不真面目してんなバカ。だからこれ読むとスっとする。スっとし過ぎてもう薄荷。薄荷キャンディー。キンキキッズ。愛されるより愛したいマジで。愛されるより愛したいマジって本です。トゥン♡

2021/07/24