内容説明
記念式典の裏で動き出した犯罪組織グリモワール。聖女レティシアを狙う彼らを討伐すべく、それぞれ動き出すアルとレオだったが、二人を待ち受けていたのは帝都全体を巻き込まんとする更なる強大な陰謀だった……!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
31
記念式典の裏で動き出した犯罪組織グリモワール。聖女レティシアを狙う彼らを討伐すべく、それぞれ動き出すアルとレオを、帝都全体を巻き込まんとする更なる強大な陰謀が待ち受ける第七弾。記念式典へ向けて続々と集結する要人たち、聖女レティシアが憂いを抱える理由、そして彼女に対するレオの真摯な思い。王国も絡んだ聖女であるレティシアが抱える事情が思っていた以上に深刻で、なのになかなか踏み込めない煮え切らないレオにはもどかしくなりましたけど、それでも窮地の大切な人を取り戻すため奮闘する彼の姿に、今回大きな成長を感じました。2021/07/01
こも 旧柏バカ一代
23
皇帝の施政25周年の記念式典が行われ、外国からVIPが多く来ることになった。その接待役に各皇族が就く事になるのだが、、主人公アルは極東の国ミズホのオリヒメ。弟のレオは隣国の連合王国から来た聖女レティシアに就く。そのレティシアが犯罪組織グリモワールに狙われている事がわかる。グリモワールは聖女を研究材料にしたいらしく誘拐を企てるらしい。そして、レティシア本人王国から必要とされて無い事に気が付いており、王国の為に死ぬことは覚悟済みらしい。それをどうにかしたいレオは、、一皮剥けた。ツゥるんと剥けちゃった。2021/07/02
サケ太
14
レオは愛する人のために戦う決意をする。それを支えるアルとの絆。そして、その裏で共に戦う兄妹。追い詰められた二人の関係はレオとアルとの対比か。不穏。次巻も楽しみ。2021/07/01
零崎夢織
7
レオがレティシアに想いを告げる巻。 ここまで一気に読んだね。次ももうあるみたいだし読まないとね。2021/12/12
みやしん
5
弟王子覚醒回。本作はweb系ラノベと見るかファンタジーノベルと見るかで印象がかなり変わる。根幹である「弟を擁立させるかわりに愚鈍を演じスゴ腕冒険者に扮する主人公像」は揺らいでいないが、それらを取り巻く特に女性関係があやふや。ラノベのセオリーとして主人公がハーレムを築きそうで決定的には築かず。それぞれの職分はあっても数は増える一方だから、徐々に収拾がついていかず、出番が限定される男キャラより空気になっているような。フツーに書けば面白いファンタジー小説になりそうなのに無理にラノベの技術を投入しているのでは?2021/07/05