内容説明
いろいろあって
今がいい
筋トレが奏功し、世間が唸った前著『りえさん手帖 ホントにやせた編』から約2年。
痩せたら着ようと取っておいたあの服。クローゼットから出してみると......やせても昔の服は似合わなかった!!
人生立て直し期をのびのびと生きる著者が放つ、共感&感涙&爆笑必至のエッセイマンガをたっぷり収録。なかでも、「くやしい」「知識は鎧」は正しい科学の知識が自分の身を守ることの大切さを説き、新聞掲載直後からSNSを中心に反響を呼んだ。執筆に込めた思いを語った著者インタビューも必読です。
脳髄直撃! サイバラ画伯の名(迷)言の嵐!
「ときめかないものを超こんまり!」「人生にはプレゼントがある あなたは存在しているだけで愛......とか誰か私に言って」「人生の夕暮れ前 ビールにはちょっと早い」などなど、女心に刺さりまくる名言盛りだくさん。めくればほろり、読んで爆笑間違いなし!ご期待ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キク
45
「『いつものことだから我慢すればいいと思ったの』私の大切な友人はこう言っていなくなった。ずっと自分を後回し。彼女達の思いやりややさしさがいつも敵になる。女性が自分の身体を守るためには、婦人科の新しい医学知識を知るのが何より大切。全てのお母さんは娘に生理が始まったらかかりつけの婦人科を持たせるべきだ。知識は鎧。女の子がすばらしい人生を歩くため」子育てがひと段落して、サイバラがだいぶ身軽になっている。パートナーや娘さんと色々あるみたいだけど、まあサイバラなので通常運転だ。おばあちゃんになっても書いててほしい。2024/06/08
あーびん
26
息子さんが小学生の時に西原家に遊びに来た重松清が教科書の自身の作品を添削し始めて赤だらけで迷惑した話が好き。HPVワクチン接種の重要性を語る真面目なトーンのインタビューも印象的。2020/11/13
たまきら
25
長いお付き合いの西原さんの漫画は、長く見てきたプロレスラーの試合を見ているような気分。往年の輝きを知っている。けれどきらきらがまだたるんだ皮の向こうで垣間見えて…。今回は板谷君のホラでしんみり。パレスチナ側から投石していたダーリン、リコール運動やらでお騒がせな大金持ちダーリン…違うのに似てるのねえ。最後の柏餅に既視感が…ん?ダーリンでも出てこなかった、このエピソード?…よほど柏餅だったんだろうなあ。チーター柄がマヌルネコ柄になるような感じかなあ。2021/05/20
にゃんた
25
みんな歳をとった。ばーちゃんも、りえさんも、ママ友も、子どもたちも。犬や猫とのお別れも。ふとした時に思う哀愁感が増えてきた。ときめかない自分を捨てそうになるのもなんかわかる。おもしろいだけじゃないりえさんも好きよ。おおかたはおもしろいんだけど。女の子の人生について知識は鎧と声を上げるところもいい。そしてそして、重松清さんが息子さんの教科書の自分の作品を添削事件にいちばんうけた!なんかちょっと羨ましい。2020/10/04
くさてる
24
サイバラのエッセイコミックも「恨ミシュラン」からずっと読んでるけど、最新刊にはこれでいいよねえという境地に達しているような安定感があります。過去に描いたHPVワクチンを否定するマンガのことを後悔し、ちゃんと勉強して、現在は接種を勧める立場に立った流れについて語るインタビューはとても良かった。2020/11/18