ガガガ文庫<br> 楽園殺し ~鏡の中の少女~

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紙書籍版価格 ¥704
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ガガガ文庫
楽園殺し ~鏡の中の少女~

  • ISBN:9784094530124

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内容説明

その塵は人の想いを力に変え、災いを呼ぶ。

人に異能を授ける砂塵が舞う偉大都市。
荒廃した世界で、楽園とさえ呼ばれる偉大都市には、そんな砂塵を力に変え、様々な能力を発現する人々が集う。
そして、その能力を犯罪に使う者たちを取り締まる精鋭部隊<粛清官>が、この街の秩序を守っている。

粛清官ーー射撃の名手シルヴィ・バレト。そして寡黙な黒剣士シン。
とある事件を通じてコンビを組むことになった二人は、人を獣に変貌させるドラッグの捜査を任されていた。

だが、そのドラッグの流通には、粛清官たちの作った悪しき過去が潜んでいた。
現代に蘇った巨大な悪意が、獣の牙となって偉大都市に大きな傷を刻もうとしている。

粛清官に立ちはだかるは、屍者を操る能力者。熱線を放つ能力者。
そしてーー凶悪な獣人を作り出す、異端の能力者。
暴虐の限りを尽くした能力者たちによる死闘の末、最後に立っているのは……

「わたしは、なんとしても完璧を目指さなければならない」
「今回のテロ事件。獣人事件首謀者の協力者と見なしてーー」

「ーー貴方たちを、粛清するわ」

吹き荒れる砂塵のなか、マスクをまとう能力者たちの物語が幕を開ける。

※「ガ報」付き!

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

70
デビュー作「リベンジャーズ・ハイ」を面白く読み、著者の新作を楽しみにしていた。2年たってついに2作目が登場。しかも「リベンジャーズ・ハイ」の続編的性格も併せ持つ作品。「リベンジャーズ・ハイ」の内容を忘れていても読める親切設計で、新鮮な気持ちで読めた。ダークな世界観は相変わらずで、重い手応えがある。粛清官側にも犯罪組織の側にも軋轢やドラマがあり、状況が煮詰まっていく。アクションシーンが激しくなりかけたところで以下次巻。本題は次巻以降に持ち越しか。話の広がりやさらなるバトルに期待するので、2巻が今から楽しみ。2021/06/23

よっち

38
とある事件を通じて粛清官としてコンビを組むことになった射撃の名手シルヴィ・バレトと寡黙な黒剣士シン。人を獣に変貌させるドラッグの捜査を任されていた彼女たちが、粛清官たちの作った悪しき過去に直面するダークファンタジー。今のシルヴィを作った凄惨な過去と呪縛。抜きん出た実績を挙げてゆくシンとコンビを組むゆえに刺激される劣等感と焦燥。危ういシルヴィがシンならずとも心配になる中、進んでいく展開は様々な意味で不穏な空気を増して行って、凄く嫌な予感しかしないですけど何とか二人で乗り越えて欲しい…続きが早く読みたいです。2021/06/17

ひぬ

22
人に異能を授ける砂塵が舞う都市にてその能力を犯罪に使う者達を取り締まる粛清官コンビのシルヴィとシン。人を獣に変貌させるドラッグの捜査に乗り出す二人ですが、やがて粛清官の隠された過去に接する事になります。面白かったです。一応これだけでも成り立っていますが、前作を読んでいた方が楽しめます。前回の主人公が今度はバディ側、ヒロインが主人公に代わり、あまり深入りされてなかったシルヴィの過去に焦点が当たりしました。一つの決着はつきましたがまだまだ本番はこれからという所で終わったのですぐに次巻に取り掛かろうと思います。2021/11/15

のれん

15
作者は前作でもフルフェイスマスクに傾倒したコテコテサイバーパンク作品だったが、今回も同様。 特に復讐というテーマを掲げているのは作者の嗜好が2作目ながらハッキリと見える。 主人公の不安を前半で描いた後、敵中心に裏の繋がりが濃くなっていく展開は古典的ながら盛り上がる。 その流れに主人公がどう介入するか、という所でぶった切りエンドとはどういうことか。 映画なら中盤前半の舞台整えましたぐらいで終わってるのである。連続刊行というわけでもなさそうだし、続きが欲しい。面白いからこそ感想に困る。1巻目から挑戦的である。2021/06/19

かっぱ

14
「リベンジャーズ・ハイ」の地続きになる物語。前作を読まなくても楽しめる親切な設計はもちろんのこと、前作に触れてるとどこか懐かしい気持ちにもなるから二年間待ち望んだだけはある完成度に仕上がっている。緻密な設定に骨太なストーリーは健在で、するすると読み進めることができた。今回は主にシルヴィに焦点を当てた物語が展開される。成果を求めて無理をするシルヴィ。パートナー性によって浮き彫りになるモノ。優秀すぎる相棒を持ったがゆえの苦悩には胸が苦しくなった。めちゃくちゃ良いところで続刊へ持ち越すのはやめてくれぇ……2021/06/18

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