プラグマティズムはどこから来て、どこへ行くのか 上巻

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プラグマティズムはどこから来て、どこへ行くのか 上巻

  • ISBN:9784326199808

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内容説明

ドイツ観念論と英米哲学をプラグマティズムのうちに統合する壮大な構想で注目を集めるブランダム。本書は、揺籃期から現在に至る様々なプラグマティズム観を照応しつつ、自身の哲学を簡明に披瀝した意欲作である。ヘーゲル・リバイバル、言語哲学、心の哲学など広範な分野にまたがるブランダム哲学への手引きとして最良の一冊。

目次

日本語版への序文

序章 ドイツ観念論からアメリカン・プラグマティズムへ――そして再びドイツ観念論へ[加藤隆文訳]
 1 カントとヘーゲル
 2 古典的アメリカン・プラグマティズム
 3 基礎的プラグマティズム
 4 道具的プラグマティズム
 5 言語論的転回
 6 合理論とプラグマティズム
 7 本書の構成

第一章 古典的アメリカン・プラグマティズム――プラグマティストの啓蒙思想とその問題含みの意味論[加藤隆文訳]
 1 第二の啓蒙思想
 2 自然と科学についてのふたつのモデル
 3 プラグマティズムとロマン主義
 4 プラグマティズムとアメリカ
 5 プラグマティズムとは信じることについての思想なのか、それとも信じられていることについての思想なのか
 6 道具主義的プラグマティズムの四つの過ち
 7 古典的プラグマティズムの進歩的だった点とは何か

第二章 プラグマティズムを分析する――語用論とさまざまなプラグマティズム[三木那由他訳]
 1 序論
 2 語用論と意味論
 3 方法論的プラグマティズム
 4 意味論的プラグマティズム
 5 使用を特定するためのボキャブラリーが担う意義
 6 基礎的プラグマティズム
 7 規範的語用論
 8 古典的プラグマティズム
 9 道具的プラグマティズムへの三つの反論
 10 言語は道具であるというメタファー
 11 結論

第三章 カント的合理論に基づくプラグマティズム――セラーズの経験主義批判におけるプラグマティズム、推論主義、様相[田中凌訳]
 1 序論
 2 「経験論」における推論主義的でプラグマティズム的な経験主義批判
 3 プラグマティズムと現象主義
 4 セラーズのプラグマティズムと様相
 5 様相についてのカント的なプラグマティズム
 6 結論

著者・訳者略歴

 

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