内容説明
夏に先だつ幾千年、中国中原に君臨した神々。時代は下り、やがて殷へ。暴君紂王を倒して次なる世界を開いたのは、周だった。その周も大動乱をへて、秦に統一される。――英雄は激動の時代に生まれる。大陸も狭しと濶歩したあまたの梟雄豪傑たち、そして美姫。その確執葛藤の織りなす人間模様を活写。<全6巻>
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
兵士O
57
個々の超人的な才能や個性を持った英雄たちが歴史を動かしている群像劇のように感じました。そこには陳さんの脚色があります。しかし、それが故に一人一人の人物の生涯や行動が光を放ち、より切実さや残酷さが浮き出てきたように思います。特に後半の秦が強大になり、中国全土を統一していく所でエッジが効いてきました。もう一つ思ったことは、これがただの昔の終わった話ではなく、現代の我々の個性や行動と直結していること。出世欲にかられ、周りのことを道具としか思ってない呉起や、生涯プライドだけを優先した屈原みたいな人間は今もいるよ!2022/12/09
紫陽花
47
かなり昔に読んだ本の再読。前回、帚木さんの「日御子」を読み、昔の中国の様子を描いたこの本を読み返しました。「日御子」では中国では馬車があったことが書かれていましたが、馬車が通る轍は秦の始皇帝の時に統一されたんですね。この本は、若い頃に読んだときは歴史小説として面白かったですが、年を重ねてから読めば自己啓発本となる良作だと思いました。2019/01/12
崩紫サロメ
44
最近刊行される中国史の本は物語的な叙述を排したり、司馬遷の叙述をバッサリ斬ったり、とても新鮮で面白いのだが、そう思えるのは私がどっぷり物語的な中国史に浸かってきたからだろう。どこで浸ったかと思い返せば宮城谷昌光や陳舜臣の小説が大きいように思う。特にこの本は通史の形を取った物語で、こういうのに親しんできたからこそ、それらをバッサリ斬る歴史学の営みが面白く思えるのだ、と改めて思ったり。十八史略と言いつつも十八史略直訳ではなく、いろいろな歴史書からインスピレーションを得ていて面白い。2019/12/03
シルク
39
高校のとき以来定期的に読み返しているシリーズ。中国史は陳舜臣で決まりだ。おっもしろい。情景が目に浮かんでハッとする(´Д`)…はるか昔、神話の時代から中国大陸の歴史を説き起こす。かつて天帝に10人の子あり。皆太陽である。10の太陽は、交代で天空にのぼりこの世を照らしていた。だがある日のこと、決まりきったお役目に飽き飽きした太陽たちは、揃って遊びに出かけた。空には一度に10の太陽が輝いた…そんな神々と地上の聖王の時代から、文字と呪術の帝国殷、古の周王室。諸王が覇を競い合い、実力ある人材が王のもと知恵を提供し2015/12/28
すしな
36
034-25.歴代の王たちのサクセスストーリーかと思って読み始めたのですが、自ら絶対的な権力を持っていながらも、驪姫や妲己のような女性や、太公望・鬼谷先生・徐福といった年配者たちに翻弄される様子は、歴史の皮肉と人間ドラマの両方を感じました。王が「最も強い存在」であるはずの社会の中で、その王を動かすのが、しばしば「制度の外にいる者たち」だという構図が、時に痛快で、時に皮肉で残酷だったりしましたが、そして何より物語としてとても魅力的でした。現代の常識をこえた知恵が詰まっているなと思いました。2025/05/07
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