内容説明
エリーの死を受け、さらに強くなることを誓うユリア。しかしエリーは、「黄昏」の中でも人類が行動できるようになるアイテム「黄昏結晶」を遺していた。
黄昏結晶の力を使い、結界都市からの反撃作戦を立てるサイラス。すでに最強対魔師の一人であるユリアもこの計画に参加するが、何気ないベルの言葉をヒントにユリアは「黄昏刀剣」の新たな使い方を身に着けていた――。コミカライズも大好評の学園無双譚、ユリアのさらなる成長を見届けろ!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
6
エリーが遺した研究成果、黄昏結晶を用い黄昏への反抗作戦が始まる中、魔物を統べる七人の魔族が動き出す今巻。―――上の先、理外の上へと歯向かい牙を突き付けろ。 人類側の初めての反抗作戦が開始されユリアもまた、日常を守る為に戦場へと躍り出る今巻。だがそう上手くはいかせぬとばかりに、彼を明確に狙い魔族達が牙を剥く巻であり、正しく隔絶した力の持ち主たち相手に新しい力の使い方で立ち向かう、更なる混成と深まりが物語に深みを出していく巻である。果たして、裏切り者を見つけ作戦は完遂できるのか。 次巻も勿論楽しみである。2021/06/07