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内容説明
古書店を営む柔和な青年としてではなく、反政府組織・フライハイトのリーダーとしてのユキロウと対峙したアナ。二人は己の主義を貫くため決別するのだった──。
そして、アナは東ドイツに属す軍人としてフライハイトの拠点と目される、ベルリン大聖堂の地下へと潜入する。襲撃を許してしまったフライハイトにとって短くも苛烈な戦闘が始まる──。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
JACK
12
☆ 80年代、東西冷戦中の東ドイツ。そこは西側諸国に比べて貧しく、自由のない国だった。国民の不満が爆発する中、反政府組織フライハイトと政府の超人部隊MSGの闘いを描くサスペンス。人間離れしたMSGの兵士は1対1ならば圧倒的に強いが、フライハイトは強力な兵器や抜群のチームワークで応戦してくる。作者は超人兵士のあっと驚く能力を描いたあとに、フライハイトがどう対応するかを描き、拮抗する様を見せてくれる。見せ方が上手い。惹きつけられる作品です。オススメ。2021/04/22
毎日が日曜日
5
★★★★2021/04/24
角
4
闘いの続く巻。最初悲恋ものかと思ったが……。反政府側も政府側も、それぞれの義があり理があり、真摯で、歩み寄りはない……。読んでいてどちらにも感情移入するし、つらい。2021/04/27
はぐみ
3
バトルシーンが多い。MSGにも反体制側も魅力的な人物が多く対立が辛い。 違う顔を味方につけた反体制側、 MSG側どうなってしまうのか!?2021/04/22
ソーサレス
2
読んでて思うけどこれどっちが敵とかって無いよなぁ どちら側も主人公やな(´・ω・`)2022/06/12