花とゆめコミックス 天堂家物語 9巻

著者名：斎藤けん【著】

白泉社（2021/04発売）

• ISBN：9784592211402

内容説明

晶に招かれた茶会で背後から襲われたらん。目を覚ますと、そこは出口の存在しない部屋だった――。周は自らの企みのためらんを縛める。囚われた少女の運命は。※巻末に帯なし、帯付き2種類のカバーを収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[サン]

９巻。周にとらわれるらん。歪んている天道家のいざこざの中で、縣さんの良心に癒される。

2021/05/05

[粋]

らんの場合、ヤバい状況なのにヤバく感じられないのよね(笑)そして、双子達は当初の印象と変わって嫌な子達とは思えなくなってきた。らんは酔っぱらって胸の内を吐露し、雅人は言葉とは裏腹に態度にはらんへの執着がこれでもかと出ている。いい加減くっつけばいいのに。

2024/06/16

[幸音]

お茶会で背後から襲われ、周による拉致監禁が始まった。らんが周の護衛に色仕掛けができたのは驚いたな。双子は２人だけで世界が閉じてる。それなのに周は晶を家から出したいと構えてる。らんの話を聞いて「家燃やすって何？」ってすごく真っ当な反応したのが面白かった。斎藤さんの作品で特装版が出る日が来るなんて。この作品より前からずっと追いかけてるから嬉しい。早く読みたい。

2021/04/05

[縁側]

これは、逆漫画だったのだろうか？突っ込みどころ満載で、周が可愛くみえた。悪人は雅人の母を殺害した人物だけで、周も晶も配下の浦田も縣も、実はちょっとおかしいだけの善人に思えてきた不思議。蘭の肩の歯形が気になったり、蘭の語る家燃やすが気になったりの周がかわいい。天堂家が皆イカれているのが分かったが、単に家族内争いしてる傍迷惑な一族の物語だったのね。

2021/05/25

[みるきー]

らんが捕まって、周に自分の素性を話し、お返しに？というか周が自分のことや天堂家の忌まわしい内情を話したりと、今まで謎だった部分がだいぶ明らかになった巻だった。それにしても、酒？毒？のようなものを飲んだように見えたけど、効いてなかったのか、飲んだふりして飲んでなかったのか、反撃に出た時のらんの正気でない様子が怖かった！結局雅人様が助けてくれて一安心だけど、周と晶がどうなるのか気になる。二人で心中とかしてしまいそうな雰囲気に見えて怖い。

2021/05/26