花とゆめコミックス 天堂家物語 1巻

著者名：斎藤けん【著】

白泉社（2016/03発売）

• ISBN：9784592210535

内容説明

天堂家令息・天堂雅人に嫁いだ伯爵令嬢・鳳城蘭は偽者だった。生きては出られぬという天堂家を恐れる蘭の身代わりを自ら申し出たという娘は「人を助けて死にたい」と言う───。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[英知＠マンガ専用]

最近お気に入りの斎藤けん先生。今回はがっつりダークな感じです。名門天堂家の息子・雅人に嫁いできたのは、伯爵令嬢・蘭を名乗る偽物の名もない娘だった。誰かの為なら自分の身を挺してでも助けるその娘は、雅人に気に入られ、蘭として生きることになる。雅人のすることがむちゃくちゃです；まぁ色々秘密がありそうですが。けど、蘭の方が出生も分からず謎多いです。死にたいのに生きる術に長けてるのがなんとも言えないですね。甘い展開がこの先も見えないのですが、雅人の「死ぬ時は俺を守って死ね」という言葉が、後々どう活きるのか楽しみ！

2015/08/31

[ももたろう]

雅人様の軍服姿に一目惚れして買ってしまいました。雅人様、蘭をかばったりするのにケガしない方法でできないのかー！と思ったけど、ケガさえも利用するというしたたかさ…好きです！年齢は１６才？三つ揃いの似合う１６才って色気ありすぎ～！「死んだ爺に向ける妄執を俺のものに」ってどんだけ蘭の心を手に入れたいんだか。蘭のことを育てたじっちゃんは体術のほかに人生の楽しさとか生き甲斐とか教えてあげなかったの？行方不明の本物の嬢様が「敵」の手に渡ったら恐ろしいですね。書生の立花さんも拷問してるし、一番普通なのは直人さんかも。

2015/08/17

[よっち]

天堂家令息・天堂雅人に嫁ぐはずが逃げ出した伯爵令嬢・鳳城蘭を逃した娘。追いかけてきた雅人と彼女の身代わりを申し出て蘭となった少女の物語。謎の多い天堂家で生きる雅人と育ててくれたじっちゃんに死なれて「人を助けて死にたい」と言い出す少女。冷徹な雅人もわりと無茶苦茶なことしますけど、そんな彼とどこか不安定な彼女の今後が気になりますね。

2017/09/18

[ぐっち]

天堂家に嫁いだ嫁はにせものだった！少女小説にありがちな設定ですが、さすが斉藤けんさん、二人とも暗いものを秘めてそうでドキドキします。まだ序盤な感じなのでどうなるのか楽しみです。

2015/08/30

[パンジャビ]

祝！電書化！…ってどんだけ待たせるんだよ、白泉社！いつにも増して遅すぎだっつーの。紙の2巻発売を受けてやっとこさ1巻を電子化したんだろーな。電子化待ってる間に、「かわいいひと」も「花の名前」も「プレゼントは真珠」も読了しちまったぜ。さて本編。表紙と設定から好みだなーと思ってたけど、想像以上に好きだ！蘭（偽物）が死にたがりなのに前向きで明るくて楽しい。雅人が軍服脱ぐと意外と西洋っぽくてビックリしたけど、体を張って蘭ちゃんを庇ってしまうのは、何だろう。少女漫画展開を期待してしまいますがどうなる？続きも楽しみ！

2016/03/22