内容説明
シリーズ累計20万部を超える、料理家・文筆家である高山なおみさんの日記エッセイ『帰ってきた 日々ごはん』シリーズの第7巻。神戸ではじまったひとり暮らしが1年を迎える、2017年1月~6月の日記を収録しています。恒例の「アルバムページ」や「おまけレシピ」のほか、「スイセイごはん」も掲載。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Sakie
14
高山さんは六甲の家や街を、東京よりも謙虚になれる場所と言っている。仕事も、日記やエッセイや絵本の文筆業にスライドした感じ。料理家本の仕事もなくなって、家族への義務もなくなって、相変わらず人の出入りが絶えない家だけれど、豊かな自然を日々眺める、よりゆったりした生活になっている。来客に出す料理が気負ってなくて、ごちゃっとした料理じゃなくて、品数もあって、自然体で献立が湧き出てくる感じが羨ましい。引き出しが多いのだ。Kindle Unlimitedで読めるのはここまでなので、いったんシリーズ終了。2021/06/19
chi0926
6
文体はほんわかしているが、内面までぐっと掘り下げるような、ひりひりした印象だった。育児疲れしているせいか、育児についてのコメントが沁みた。次男が吃音なのでそのあたりの感覚や対談も興味深く読んだ。中野さんが沢山出てくるけどソウルメイト?「鼻ベロ」な感覚の人、というのに納得。イカリのウスターソースを買おう。2021/01/19
nemunemuanyo
5
繰り返される日常は美しい 部屋から見える海の描写も好き けれどもっとドロドロした内省めいたものも読みたい 日記が好きなのだけど 綺麗なだけじゃない人間の弱さとか狡さ 人に読まれるのを躊躇うような思惟 そういうものを読みたがっている自分を否めない そういうものに救われる人もいる必ず2020/08/15
むさみか
4
別に特別豪華 というわけでもないのに 丁寧に作られた シンプルな食事が なぜにこんなに美しいのか・・・ センスか これがセンスなのか 日記らしい ちょっと生生しい 生活の話がありました ちょっと料理の話より こっちが気になっちゃう2020/12/04
Paku501
4
いろいろと書けないこともあるのだろうが。。。長年ずっと読んできた日々ごはんが、長年仲良し夫婦だと思ってたのが、吉祥寺の素敵な日々が、急になくなり。。。中野さん連呼なのが。。。私は気持ち悪いという感想でした。。。というか急にいろいろなくなり寂しいのかもしれません。 こういう感想なのは高山なおみさんの本当のファンじゃなかったのかもしれません。 ふゎっとした吉祥寺の日々がなんとなくふゎっと好きだったのかも2020/10/20