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内容説明
武井壮と寺門ジモンの芸能界最強の座を賭けた激闘、大阪の猛獣・やしきたかじんの思い出、生放送降板事件の原因となった黒幕の正体、石原慎太郎と三浦雄一郎をめぐるミステリーの謎解き、岡村靖幸との幸福な山登り、そして感涙必至のエピローグ。
濃厚な人々を描き、人生賛歌を高らかに謳いあげる。
※この電子書籍は2017年11月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kokada_jnet
55
メディアを支配している「悪」と真剣に戦うエピソードがあり。そこまでやってしまうと、今後の芸人としての活動も、この藝人春秋のシリーズも、継続が厳しそうで。正直、心配になります。本人的に、やるしかなかったのはわかりますが。2022/01/10
緋莢
19
武井壮、寺門ジモン、劇団ひとり等の話もありますが、2巻に比べて猪瀬直樹、徳田虎雄、石原慎太郎など、政治絡みの人が多め。特に橋下徹については、「たかじんのNOマネー」降板騒動が絡んできます。そこには、やしきたかじんの死後、増長したとしか思えない人物がいたようです。文章から、その人物への強い怒りが感じられました。石原慎太郎と三浦雄一郎の“因縁”、主に石原慎太郎の著作に書かれたものを三浦雄一郎への取材でぶつける様を書いた章の読み応えもありますが(続く 2021/07/06
やまねっと
8
ネイチャージモンこと寺門ジモンと武井壮の話が傑作だと思った。是非とも果たし合いで二人に戦って欲しいものだ。 最後が立川談志の話で終わったのが意外だった。 あと、解説の町山智浩が秀逸であった。僕たちが知りたいことが全部書かれてあった。 博士の休養理由もこの本に書かれてあった。うつ病治療をされていたのか。病気の大小はあれど、休養で良くなる病気で安心したのが正直な僕の思いである。 博士のこれからの活躍を心より期待し、願っている。2021/10/05
遊星
6
今巻も面白かった!武井壮や寺門ジモン、三谷幸喜、井筒和幸らの話にくすくす笑い、猪瀬直樹や石原慎太郎といった政治家に対する綿密な調査とその人物評価に唸らされる。そして圧巻はやはり「やしきたかじん」とその流れからの「橋下徹と黒幕」の章か。博士はこの夏の参院選に出馬するとのことだが、今巻を読むとそうなったのも納得が行く。巻末の町山さんの解説も水道橋博士という人を理解する一助となっていてとても良かった。2022/06/01
keiniku
4
水道橋博士の事は、実はTwitterを見るまでよく知らなかった。興味本位で本を探しに本屋に行ったらあったのがこの「3」。そして「2」→「1」と逆順に買い、その順番で読み始めた。芸能界を通じて知り合った人々を書いているのだが、調べるのも、その人物への考察も深く、靖幸ちゃんなんかは曲のタイトルが散りばめられていて、読むのが楽しい… という本だと思っていたら… 最後に人の「生」が繋がっているじゃないか! なんだこの素晴らしさは! そしてこの本は、もっと様々な事を知りたくなる好奇心の引き鉄にもなっている。2022/03/18