ヤングジャンプコミックスDIGITAL シャドークロス 1

著者名：スガワラエスコ【著者】

集英社（2021/03発売）

• ISBN：9784088918174

内容説明

「独り」が集まる街・東京のスーパーで働く赤城冬実（セキジョウフミ）は、対人恐怖症のため「他人」に触れることができない「独り」暮らし。けれど「誰か」との出逢いを強く求めていた。上京し、髪を染め、接客業に勤める。傷付き、振り払われた手を諦めずに出し続けた冬実の元へ現れたのは、相棒不在のダンス・スポーツ選手、長尾忍（ナガオシノブ）。男女の影が交差した瞬間、音楽は鳴り、火が灯る――。“ふたり”が繋ぐ“ひとつ”の人生、闘うシンデレラ・ダンス・ストーリー!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[にぃと]

対人恐怖症の赤城さんが長尾さんと出会いダンス・スポーツの世界に飛び込む話。ダンス系のマンガはそれなりにあったけどジャンルとして読むのは初めて。いい経験ができた。　ふたりが出会い、関係が構築されていく様子がじっくり丁寧に描かれている。表紙から想像してたの比べてずいぶんと優しいお話で意表をつかれた。ちょっとだけ艶のある場面もあるけどそれがメインじゃないのもいい。　赤城さんが青森出身なのが個人的にポイント高い。

2021/03/22

[だいらかずよ]

対人恐怖症?な主人公とダンスバカな(プロだから仕方ないけど)な未来のパートナー。スタンダードって優雅に踊ってるようにみえるけど実はかなり激しいよね。ダンススポーツって言うだけある。ラテンよりスタンダードの方が好きかも。

2021/03/22

[新天地]

対人恐怖症の赤城冬美はいつも「独り」で自分の進む方向を探していた、相棒不在のダンサー長尾忍はダンスの道をひた進むがストイックさ故に「独り」でシャドー（単独練習）を繰り返していた、全く違う道を歩いていた二人の人生の道が交差した時ダンススポーツへの情熱の火が灯る。白黒漫画なのだが、主人公ペアの心の火を象徴する要所要所でその世界がとても色鮮やかに見える演出力と心情描写がとにかく素晴らしい。この一巻だけで何度もその美しさに息をのみ惚れ込んだ。ほんの少しずつだが色鮮やかに拓けてくる世界をもっと読んでいきたい。

2021/05/02

[とにざぶろう]

対人苦手な主人公が、ダンスを始める話。面白かった。主人公が繊細で人間的でとても良い（相手役の男にはあんまり好感が持てない）。競技ダンスをメインに描いていくのか、主人公の成長や人生に比重を置いていくのかまだわからないけども、とにかく次巻に期待。

2021/03/21

[かなっち]

表紙の、楽しそうに踊る女性に目を惹かれて手に取りました。対人恐怖症のため他人に触れることができない女性と相棒不在のダンススポーツ選手との、闘うシンデレラダンス物語です。偶然の出会いでお互いに刺激され、どんどん変化していく2人が眩しくて…応援したくなりました。男性の方は過去にパートナーと何かあったようですが、これから恋愛の方も育っていくのでしょうか。早々に、パートナーとは恋愛しない宣言をされたのはショックでしたが。それでも、恋愛なんてトンデモナイと思っていた女性の前向きさに、続きが非常に気になりますね。

2024/08/02