ブルーバックス<br> カラー図解 アメリカ版 新・大学生物学の教科書 第1巻 細胞生物学

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カラー図解 アメリカ版 新・大学生物学の教科書 第1巻 細胞生物学

  • ISBN:9784065137437

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内容説明

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MIT(マサチューセッツ工科大学)、ハーバード大学、スタンフォード大学などアメリカの名門大学が採用する「世界基準」の教科書! シリーズ累計30万部を突破したベストセラーの完全改訂版が、11年ぶりに登場。 
第1巻 細胞生物学 2021年2月刊行
第2巻 分子遺伝学 2021年3月刊行
第3巻 生化学・分子生物学 2021年4月刊行
『カラー図解 アメリカ版 新・大学生物学の教科書』シリーズは、米国の生物学教科書『LIFE』(11 edition)から「細胞生物学」、「分子遺伝学」、「分子生物学」の3つの分野を抽出して翻訳したものである。『LIFE』のなかでも、この3つの分野は出色のできであり、その図版の素晴らしさは筆舌に尽くしがたい。図版を眺めるだけでも生物学の重要事項をおおよそ理解することができるが、その説明もまことに要領を得たもので、なおかつ奥が深い。
『LIFE』は全58章からなる教科書で、学生としての過ごし方や実験方法からエコロジーまで幅広く網羅している。世界的に名高い執筆陣を誇り、アメリカの大学教養課程における生物学の教科書として、最も信頼されていて人気が高いものである。例えばマサチューセッツ工科大学(MIT)では、一般教養科目の生物学入門の教科書に指定されており、授業はこの教科書に沿って行われているという。本シリーズを手に取る主な読者はおそらく次の三者であろう。第一は生物学を学び始めて学校の教科書だけでは満足できない高校生。彼らにとって本書は生物学のより詳細な俯瞰図を提供してくれるだろう。第二は大学で生物学・医学を専門として学び始めた学生。彼らにとっては、生物学・医学の大海に乗り出す際の良い羅針盤となるに違いない。第三は現在のバイオテクノロジーに関心を持つが、生物学を本格的に学んだことのない社会人。彼らにとっては、本書は世に氾濫するバイオテクノロジー関連の情報を整理・理解するための良い手引書になるだろう。
第1巻 細胞生物学
第1章 生命を学ぶ/第2章 生命を作る低分子とその化学/第3章 タンパク質、糖質、脂質/第4章 核酸と生命の起源/第5章 細胞:生命の機能単位/第6章 細胞膜/第7章 細胞の情報伝達と多細胞性
第2巻 分子遺伝学
 第8章 細胞周期と細胞分裂/第9章 遺伝、遺伝子と染色体/第10章 DNAと遺伝におけるその役割/第11章 DNAからタンパク質へ:遺伝子発現/第12章 遺伝子変異と分子医学/第13章 遺伝子発現の制御 
第3巻 分子生物学
第14章 エネルギー、酵素、代謝/  第15章 化学エネルギーを獲得する経路/第16章 光合成:日光からのエネルギー/第17章 ゲノム/第18章 組換えDNAとバイオテクノロジー /第19章 遺伝子、発生、進化

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目次

第1章 生命を学ぶ
1.1 生物は共通の特性と起源を持つ
1.2 生物学者は仮説の検証によって生命を研究する
第1章 学んだことを応用してみよう
第2章 生命を作る低分子とその化学
2.1 原子の構造が物質の特性を説明する
2.2 原子は結合して分子を形づくる
2.3 原子は化学反応で結合相手を変える
2.4 水は生命にとってきわめて重要である
第2章 学んだことを応用してみよう
第3章 タンパク質、糖質、脂質
3.1 生物の特徴は高分子によって決まる
3.2 タンパク質の機能は三次元構造に依存する
3.3 単糖が糖質の基本構造単位である
3.4 脂質は化学構造ではなく水への溶解度によって分類される
第3章 学んだことを応用してみよう
第4章 核酸と生命の起源
4.1 核酸の構造は機能を反映する
4.2 生命の低分子が原始の地球に現れた
4.3 生命の高分子は低分子から生じた
4.4 細胞は構成成分となる分子から生じた
第4章 学んだことを応用してみよう
第5章 細胞:生命の機能単位
5.1 細胞は生命の基本単位である
5.2 原核細胞は最も単純な細胞である
5.3 真核細胞には細胞小器官が存在する
5.4 細胞外構造には重要な役割がある
第5章 学んだことを応用してみよう
第6章 細胞膜
6.1 生体膜は脂質 ─ タンパク質二重層である
6.2 細胞膜は細胞接着・細胞認識で重要である
6.3 物質は受動的過程により膜を通過することができる
6.4 膜を越える能動輸送にはエネルギーが必要である
6.5 高分子は小胞を介して細胞に出入りする
第6章 学んだことを応用してみよう
第7章 細胞の情報伝達と多細胞性
7.1 信号と信号伝達は細胞機能に影響を与える
7.2 受容体は信号を結合して細胞応答を開始する
7.3 信号へ の応答は細胞内に拡がる
7.4 細胞は信号に応答していくつかの様式で変化する
第7章 学んだことを応用してみよう

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Atsushi Kobayashi

17
こういう展開になるのですね。生物学だけでなく、原子からスタートして、RNAとかまで到達! なかなか日本では、こうはならないですね2021/03/19

2
アメリカの生物学教科書「LIFE」(第11版・2017)の細胞生物学の訳本。 面白かった!図版がとてもわかりやすい! 特に細胞内カスケードとかは複雑なので、図があってとても良かった。また、部分的な説明にとどまらず、他の機能との連携や進化背景など説明してくれてありがたいし、各章の冒頭などで「生命を研究する」として具体的な生き物における具体例(サンゴ、クモの巣、メラニン、汗・涙、バソプレシン・オキシトシンなど)があり、とてもとっつきやすかった! 時間をかけて取り組む価値を感じるので、高校生の時に読みたかった!2024/02/18

Arisaku_0225

2
大学の期末テストの参考書として急いで読了。細胞生物学を取り扱うには前提知識としてアミノ酸やタンパク質、脂質などの構造などのある程度化学的知識がちゃんと身についてないと内容がほわほわしたまんまで終わっちゃうな。それに加えて連続的な化学反応や反応の場所、そして生理的な効果など生物学的な内容が付いてくるわけで……。逆に言えば有機化学をちゃんと身につけてて、専門用語もちゃんと押さえとけばしっかり身につくとも言える。しっかりノート取って復習することの積み重ねが大切だよなと痛感。2022/01/23

Hiroyuki

1
図が多く助かる2021/06/12

Sosseki

0
はっきり言って、理解していない部分も多く、覚えていることはほどんどないが、細胞を構成している物質や、生体内で起こっている化学変化の巧みさや、効率の良さなど、現代の化学者が頭をひねって設計してもこんなものができあがるだろうか、神秘としか言いようがない。2021/10/09

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