ブルーバックス<br> カラー図解 アメリカ版 新・大学生物学の教科書 第3巻 生化学・分子生物学

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カラー図解 アメリカ版 新・大学生物学の教科書 第3巻 生化学・分子生物学

  • ISBN:9784065137451

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内容説明

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MIT(マサチューセッツ工科大学)、ハーバード大学、スタンフォード大学などアメリカの名門大学が採用する「世界基準」の教科書! シリーズ累計30万部を突破したベストセラーの完全改訂版が、11年ぶりに登場。 
第1巻 細胞生物学 2021年2月刊行
第2巻 分子遺伝学 2021年3月刊行
第3巻 生化学・分子生物学 2021年4月刊行
『カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書』シリーズは、米国の生物学教科書『LIFE』(11 edition)から「細胞生物学」、「分子遺伝学」、「分子生物学」の3つの分野を抽出して翻訳したものである。『LIFE』のなかでも、この3つの分野は出色のできであり、その図版の素晴らしさは筆舌に尽くしがたい。図版を眺めるだけでも生物学の重要事項をおおよそ理解することができるが、その説明もまことに要領を得たもので、なおかつ奥が深い。 『LIFE』は全58章からなる教科書で、学生としての過ごし方や実験方法からエコロジーまで幅広く網羅している。世界的に名高い執筆陣を誇り、アメリカの大学教養課程における生物学の教科書として、最も信頼されていて人気が高いものである。例えばマサチューセッツ工科大学(MIT)では、一般教養科目の生物学入門の教科書に指定されており、授業はこの教科書に沿って行われているという。 MITでは生物学を専門としない学生もすべてこの教科書の内容を学ばなければならない。生物学を専門としない学生が生物学を学ぶ理由は何であろうか? 一つは一般教養を高めて人間としての奥行きを拡げるということがあろう。また、その学生が専門とする学問に生物学の考え方・知識を導入して発展させるという可能性もある。さらには、文系の学生が生物学の考え方・知識を学んでおけば、その学生が将来官界・財界のトップに立ったときに、バイオテクノロジーの最先端の研究者とのあいだの意思疎通が容易になり、バイオテクノロジー分野の発展が大いに促進されることも期待できる。すなわち技術立国の重要な礎となる可能性がある。また、一般社会常識として、さまざまな研究や新薬を冷静に評価できるようになろう。 本シリーズを手に取る主な読者はおそらく次の三者であろう。第一は生物学を学び始めて学校の教科書だけでは満足できない高校生。彼らにとって本書は生物学のより詳細な俯瞰図を提供してくれるだろう。第二は大学で生物学・医学を専門として学び始めた学生。彼らにとっては、生物学・医学の大海に乗り出す際の良い羅針盤となるに違いない。第三は現在のバイオテクノロジーに関心を持つが、生物学を本格的に学んだことのない社会人。彼らにとっては、本書は世に氾濫するバイオテクノロジー関連の情報を整理・理解するための良い手引書になるだろう。
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hiroshi

7
第3巻は、細胞の代謝、遺伝子工学、発生と分化について。⑭細胞が利用するエネルギーと生物内反応を触媒する酵素、⑮細胞がどのようにして化学エネルギーを獲得するか、⑯光合成、⑰染色体上の全ての遺伝情報であるゲノム、⑱組換えDNAとバイオテクノロジー、⑲多細胞生物における1個の細胞から成体が形成される迄の過程である発生及び進化の分子メカニズム、からなる。⑭生物内の化学反応を代謝と呼ぶ。生物は取った食糧をエネルギーとして消費し、タンパク質を作り体の一部にしたり体を動かす部品にしたりする。体中で化学反応がおきている。2021/11/10

GX

7
お仕事本 第1-3巻を通して読むことで、生物学という、広大な宇宙のなかを旅する事が出来ました。理解出来た所は、ほんのわずかだけれど、それでも、得られたものは、とても大きかったです。「遺伝子」とか「DNA」とか良く耳にするけれど、それら自身で決められている所は少なくて、むしろ、それらが発現しているかどうか、いつ、どのくらい、どこで発現しているか、ということの方が大きいのですね。そのようにして、生物の多様性が進んで来たのだと思います。仕事で、いろいろなデータを読む時にも、ベースになる知識を提供してくれました。2021/05/26

minochan

5
「事実」の羅列だけでなくそれに至った実験手法や背景が豊富に記されていて好感を持てた2023/08/15

4
第1巻、第2巻の応用という感じでとても面白かった! 代謝、光合成、ゲノム編集などこれまで断片的な知識しか持ってなかったけど、体系的に学べて面白かった! 「概念を関連づける」というセクションで、前章との関連付けや、重要用語の解説があるのもすごい良い! 図14.14と15.13の代謝経路の図がすごい好き。 プロトン勾配を利用するATPシンターゼが一番感銘を受けたかもしれない、面白い! 第4、5に比べて、1、2、3の方が登録数が少ないのはなぜ?2024/03/02

∃.狂茶党

4
今回は、化学的話題があるためにちょっとややこしくなってきます。 とはいえ、教科書ですので行きつ戻りつで、読んでいくことはできます。 新版の出たこの三冊は世代を問わず、広く読まれてほしいと思います。 基本的な科学知識は、「いくつかの」迷妄を払いのけてくれます。 これがあるとないのとでは、大きな違いが生まれます。 生物学については、とりあえずこれだけ読んでおけばいいと思います。 いたって読みやすく、わかりやすく、生物学の基礎を知ることができます。2021/05/13

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