内容説明
◎高校までで学んできた憲法の常識を疑おう。
◎元高校教員からの直球の問いに,気鋭の憲法学者が世界各国の憲法典や憲法実践との比較を使って答えを探る。
月刊『法学教室』で好評を得た連載「探検する憲法」を,誌面そのままに合本しました!
この連載は,教育学者と憲法学者が,日本国憲法を所与のものとせず,各国の憲法を見比べながら,憲法の世界を探検し,本質を探し求めます。
大学での憲法学修に躓いた人,資格試験以来,憲法に触れてこなかった人など,なんとなく憲法を縁遠く感じている人にこそ,この探検に同行してほしい。
きっと今までにない,新しい憲法の姿が見えてくるはず!
■目次
第1回 憲法とは何か
第2回 なぜ憲法典を制定するのか
第3回 どのように憲法を制定するべきか
第4回 どのような憲法典を作るのか
第5回 どのように憲法を守るのか
第6回/第7回 どうやって憲法を変えるのか
第8回 憲法をどう教えるのか
第9回 憲法はどのように国際社会と向き合うのか
第10回 なぜ人権を憲法で保障するのか
第11回 何を人権として保障するのか
第12回/第13回 いつ人権の制約は正当化されるのか
第14回 人権をどう教えるのか
第15回 憲法の保障は憲法の敵にも及ぶのか
第16回 憲法はいかにして緊急事態に備えるのか
第17回 憲法はどのような「危機」に直面しているのか
第18回/第19回 どのような統治制度にするのか
第20回 どこまで国民は統治に関わるのか
第21回 どのように主権者を育てるのか
第22回 立憲主義とは何か
第23回/第24回 探検の軌跡を振り返る〔ゲスト=井上武史(関西学院大学教授)・綱森史泰(弁護士)〕
■連載期間
法学教室2018年4月号~2020年3月号(全24回)