内容説明
「しばらく京で過ごせ」――将軍吉宗の命で道中奉行副役となり、京へ着いた水城聡四郎。「世間を見て来い」という命を果たすべく、吉宗の想い人、竹姫の実家の清閑寺家から紹介された炭屋「出雲屋」へ。出雲屋を訪れた聡四郎は、“京の裏”を探るために木屋町に案内されるのだが……。古都で聡四郎は何を見るのか。著者だけが描ける緊迫したドラマのシリーズ第四弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やま
86
聡四郎巡検譚シリーズの4作目。 2019.07発行。字の大きさは…小。 一放流の遣いて水城聡四郎は、勘定吟味役を辞したあと、将軍の代替わりを機に、無役となっていたが、八代将軍吉宗の登用で御広敷用人に。 次に、吉宗から「世間を見てこい」と言われ道中奉行副役となり、街道筋を旅する。 京都に留まっていた聡四郎は、次の目的地の大阪へ向かう。 江戸では屋敷が襲撃されるが、入江無手斎と袖が守り切る。 伊賀の郷忍び袖一族が味方につき、藤川義右衛門と激突か…。 次回が楽しみです。2019/09/02
とし
75
聡四郎巡検譚「抗争」4巻。京都での道中奉行副役のお仕事は早々に片づいたようで、あっという間の読了でした。江戸でも入江無手斎、袖の活躍で早々に片づいてしまったようですが、大阪編は忍同士の激突もありそうで楽しみですね。2019/11/26
ジュール リブレ
26
京都編がそろそろ終わりかな?大岡越前も南町奉行に就任。次のステップに進みそう。2019/07/28
うさこ@タッタカタ
13
入江先生が出てくると面白くなるなあー 袖一族が味方につくのか、この辺の経緯がうろ覚えで、また再読週間が始まりそう。 せっかくの旅編なので京のあちこちにお出かけして欲しかった。次は大阪ですなぁ。丁々発止やり込められる聡四郎くんが見たい。 2019/08/03
Atsushi Kobayashi
12
月刊化してます。 聡四郎シリーズは、もうちょっと面白かったのですが、今回は月並みで、消化試合感が多いです。2019/07/11