内容説明
「世間を見てこい」という将軍吉宗の命で道中奉行副役となり、街道筋を旅する水城聡四郎は京から商人の町大坂へ。しかし、大坂でも聡四郎を見張る眼はついて回る。一方、聡四郎が不在の江戸の水城家では、妻紅、剣の師入江無手斎たちが留守を守っていたが、突如、何者かが襲ってきた。そして、聡四郎のところには吉宗からの書状が――。急展開のシリーズ第五弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やま
93
聡四郎巡検譚シリーズの5作目。 2020.01発行。字の大きさは…小。 将軍吉宗の孫・紬をめぐって謀がめぐらされる…。 道中奉行副役・水城聡四郎は、京から大阪に着き、旅籠の多田屋に宿をとり、堂島の米会所が始めた「米切手」によって繁栄している様を見る。 元御広敷伊賀者頭の藤川義右衛門は、妻の父・利助を殺し品川の縄張りを手に入れる。 次に義右衛門は、吉宗と聡四郎を苦しめるために吉宗の孫で、聡四郎の娘である乳飲み子の紬の誘拐を謀る…。 紅(吉宗の養女)は、娘・紬が攫われあまりのショックに寝込む…(涙)2020/03/03
とし
86
聡四郎巡検譚「急報」5巻。江戸と大坂では、将軍吉宗からの伝達もままならず、聡四郎の留守を預かる入江無手斎、袖たちでは手が足りず・・・ちょっとイライラがつのります早く次巻が読みたいです。 2020/02/11
ジュール リブレ
38
いつもの如く良いところで終わりますが、今回は、なかなか盛り上げて終わりましたね。次巻は冒頭から役者が揃って大立ち回りになりそうですね。2020/02/03
Atsushi Kobayashi
21
やっぱりこのシリーズが一番おもしろいですかね。 作者のお住まいに近い 大阪の記述も ちょっと目新しく、好感です。2020/01/15
蕭白
9
続きが気になる場面で終わってしまった・・・2020/01/11