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内容説明
小学4年生のくるみのおじいちゃんは元・大工。木彫りで作ったコイやぶさいくな犬、かたむいた家…なぜかへんてこなものばかり。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yamazon2030
76
2018(41) 著者の漆原さんに童話の添削をお願いしたのがきっかけで、図書館で借りてみた。 戦争孤児の著者が書く、戦争があったあのころの物語。 心平と勝男の再会での雷魚とメンコの件に心温まる。 今の平和を噛み締めながら読了。2018/08/31
かおりんご
35
児童書。著者の体験を物語にしたもの。戦時下の小学生の生活がよくわかる。東京大空襲で、両親や妹、祖母を失った主人公が、前を向いて生きていこうとするところで終わっているけれど、このあとのことも知りたいと思った。中学年ぐらいから。2016/08/13
ヒラP@ehon.gohon
16
戦災孤児として戦後を生きてきた漆原智良さんの、体験を下地とした物語です。 児童書として、控え目な語り口ではあるけれど、東京大空襲で親を失い、縁故疎開者として戦争を体験した、悲しみがにじみ出ています。 130数ページにまとめてしまったために、物足りなさを感じるのが残念ですが、戦争というものに向き合える作品です。2019/10/31
杏子
13
戦争のために歪められた人生がどれほどあったのだろう。この物語もその一つ。おそらくは、戦災孤児となった作者の経験をもとに語られた物語なのだろう。こういう戦争にあった人びとの話をもっと語り継いでいくべき。それを子どものうちから、読んだり、聞いたりしておく。それらのたくさんの物語によって、より深く心に刻まれることだろう。2014/12/03
tellme0112
8
等身大の子どもが、感じる戦争。タイムスリップしてきたような、そんな印象。先生に対して白ける、という表現を使うあたり。最後は、悲しい。けどたくましい…。ちいちゃんの影送り思い出したなあ。2017/12/06