内容説明
まどかのひいおばあちゃん「ひいちゃん」には、最近ちょっとふしぎなところがあるみたい。ふらっと外に出たひいちゃんを追いかけて、まどかは知らない山に迷いこんだ…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マツユキ
11
ひいちゃんというのは、曾祖母ちゃんの事。まどかは、一人出掛けるひいちゃんについて、バスに乗り、辿り着いた山には、二人の男の子がいて…。この時点でもう好きなファンタジーです。貴重です。時には喧嘩もする、子供同士の遊びの時間と、曾祖母との限られた時間。優しいんだけど、切なく、芯のある作品でした。2024/10/09
杏子
11
どこどこ山はどこにある ひいおばあちゃんのひいちゃんが口ずさむ歌がリズムがあって、楽しかった。 ひいちゃんを迎えにきて遊んでいた子らは……やっぱり思ったとおり、そういうことだった。 いがぐり頭のしゅうちゃんは、ひいちゃんの……だったんだ! 急いで図書館に返す必要があって大急ぎで読んだので、後半読み飛ばしたかも? もうひとりの男の子は、だれだったんだろう?今度、ゆっくりと読みかえしたい。2019/10/26
頼ちゃん
10
どこどこ山がどこで、しゅうちゃんが誰なのかはすぐわかるけれど、亡くなる前ってこんな感じかなあ、5月に亡くなった父も今ごろ母にあって、楽しくしてるかなと思いました。2020/07/25
退院した雨巫女。
8
《私-図書館》ひいちゃんと素敵な思い出作れてよかった。ひいちゃんは、どこどこ山で、みんなで、たのしく過ごしてほしい、2018/10/23
ねこ
7
よかった! 死ぬということはどういうこと? そんな問いに答えるのはとても難しい。でもどうしたって、死ぬということを受け入れて生きていくしかない。この作品を読んだ子どもたちは、こころの奥底で、もっともよいやりかたで死の受け入れかたを体験するのではないかと思いました。2018/10/08