新潮文庫<br> 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉前編―(新潮文庫)

個数:1
紙書籍版価格
¥825
  • 電子書籍
  • Reader

新潮文庫
1Q84―BOOK1〈4月-6月〉前編―(新潮文庫)

  • 著者名:村上春樹【著】
  • 価格 ¥825(本体¥750)
  • 新潮社(2020/12発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101001593

ファイル: /

内容説明

1Q84年──私はこの新しい世界をそのように呼ぶことにしよう、青豆はそう決めた。Qはquestion markのQだ。疑問を背負ったもの。彼女は歩きながら一人で肯いた。好もうが好むまいが、私は今この「1Q84年」に身を置いている。私の知っていた1984年はもうどこにも存在しない。……ヤナーチェックの『シンフォニエッタ』に導かれて、主人公・青豆と天吾の不思議な物語がはじまる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

464
ついに文庫になったので、購入。村上春樹健在。主人公青豆と天吾の不思議な物語が交互に描かれ、その世界がいつかクロスするであろう序章。1984年ごろの 事件・風景はひどく懐かしい。そんな時代を生きてきたことも実感できる。2012/04/30

zero1

433
長いが、いつの間にか作品世界に没頭してしまう。予備校の数学講師で小説を書く天吾と現代の仕事人、青豆。二人が交互に描かれる構成は「世界の終り」を思い出す。青豆は首都高の階段を使ったことでパラレルワールドに。警察官の拳銃を見てそれに気が付く。もうひとつの特徴はまだ出てこない。天吾は女子高生の書いた小説を書き直すことに。この作品はオーウェルの焼き直しではなくNHKや某宗教団体が描かれている。再読する度に感想が違うのはいかにも村上作品。朝日新聞【平成の30冊】第一位。二人の物語はどこでクロス?第二巻に続く。 2020/01/11

tokko

372
文庫化されるまでは読むまいと決めていたので、とても待ち遠しかった。世間であまりにも取沙汰されているので、「村上さんらしさ」が失われていやしまいかと不安だった。が、そんな心配は一切無用でした。二つの物語が交互に進むのは「世界の終わり」や「海辺のカフカ」でもおなじみだが、それぞれの世界が繋がりそうで繋がらないもどかしさは、パワーアップしている。今のところ「過激派『あけぼの』の銃撃戦」というキーワードが唯一の共通項だ。これからどのようにリンクしていくのだろう?2012/04/15

扉のこちら側

272
初読。序章といったところで大きな動きはなし。今日中に後編読了できればいいな。2012/04/01

kaizen@名古屋de朝活読書会

271
流行作家なので手に取った。読んでいて、流行る理由は分かる。 自分が今必要とする作品ではないと感じた。 文章は旨いのだろうが、題材が自分にとっては現実味がない。既視感だけはある。 一昔、田中康夫のなんとなくクリスタル、村上龍の限りなく透明に近いブルーを読んでいるような、文字だけが流れて行く感じを持った。 全巻読破できるかどうか、何度か挑戦してみたい。新潮文庫100冊 2013/07/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4693026
  • ご注意事項

最近チェックした商品