内容説明
自宅の庭に出現したダンジョンに踏み入ったことで、「ダンジョン群発現象」の引き金を引いてしまった江副和彦。彼は「魔物大氾濫」による世界滅亡を阻止するため設立した「株式会社ダンジョン・バスターズ」の仲間と共に、札幌ダンジョンの討伐を成し遂げる。人類初のダンジョン討伐――その偉業の裏で、江副達はダンジョン最下層で発見したレリーフからダンジョンを生み出した何者かの存在を確信し、今後の方針を定めていくのだった。
日本政府が江副達と共にいち早くダンジョン対策を進める一方で、相次ぐダンジョンの出現が各国に防衛方針の選択を迫る。合衆国は自国防衛を優先して他国に派遣していた軍を呼び戻し、中華最盛期を目論む共産国は対日政策に頭を悩ませる。世界はダンジョンを中心に、その形を大きく変えつつあった……。
圧倒的リアリティで贈るダンジョン攻略譚、混沌が胎動する第2巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nawade
7
★★★★☆ ダンジョン攻略に政治、経済、さらに宗教が大きく絡みだす第2巻。江副の元に新たな戦士たちが集い始めるシーンが好き。出会いからダンジョン・バスターズ参加までの流れにワクワクした。この巻くらいがシリーズを通して一番おもしろい時期なのかもしれない。2021/01/04
爺
4
謎のレリーフとか各国の動きとか、こういう展開好きだな。今後にも期待してます。2022/03/08
niz001
1
ダンジョン・バスターズ拡大と各人の成長、世界情勢。ボーパルバニーになりそう。2022/05/08