場の量子論 -不変性と自由場を中心にしてー

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場の量子論 -不変性と自由場を中心にしてー

  • 著者名:坂本眞人【著】
  • 価格 ¥5,830(本体¥5,300)
  • 裳華房(2020/11発売)
  • ポイント 53pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784785325114

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内容説明

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本書は、自習用、もしくは自主ゼミなどのテキストとして使いこなせることを念頭に執筆された。内容は、“古典場の量子化”と“相互作用のない場(自由場)の量子化”に絞って、これらを“不変性”という視点から解説した。なお、“相互作用のある場の量子化”については、続刊『場の量子論(II) -ファインマン・グラフとくりこみを中心にして-』(2020年9月刊行)にて解説する。
特徴として、初学者に少しでも門戸を広げられるよう、詳しい式の導出や説明を極力省かない方針とした。特に、得られた式の物理的意味の理解に時間が費やせるように試みた。また、本文中には、読者のつまずきやすい箇所でのコメントに加え、式導出や証明、役に立つ公式や考え方のアドバイスなどの注釈を設けた。さらに、“check”と題した問題も設けられており、意欲のある読者は是非チャレンジしてもらいたい。その解答は、裳華房ウェブページ上で公開している。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

BIN

4
場の量子論の入門書で、初学者には最適な一冊。非常に丁寧にかかれていて、あまり行間を読む必要がない。式変形についても本文の注という形で詳細に示されているので特に困らない。くりこみや摂動論、ファインマン・ダイアグラムの詳細については続巻の方なのでそちらを特によく学習したい。2022/10/14

quolc

4
あらゆる分野の出会ったことある教科書の中でも最も親切に書かれた一冊に感じた。思い切って自由場のみを扱い、散乱理論もファインマンダイアグラムも出てこない。前半は場の量子論の前置きとしてテンソル形式の電磁気学から相対論的量子力学が見通しよく解説され、SU(3)×SU(2)×U(1)ゲージ理論の概説まで紹介される。後半はラグランジュ形式の解析力学の復習から、スカラー・ディラック・マクスウェル自由場の量子化がテンポ良く進む。学部2,3年生くらいから十分読みこなせるとても良い本です。2018/03/30

ten

4
非常に丁寧に議論されているので初学者でも読みやすい内容になっている。本のタイトルでもある不変性を重視していて、方程式を不変性の要請から綺麗に導出している。次巻が楽しみ2015/02/15

みかん

2
場の量子論を理解してみたい一心でとりあえず初めて場の量子論の本に手を出してみたけどちゃんと式追えるし(いくつか変換のテンソル・スピノルの順番わからんのあったけど...)、門外漢ですらちゃんと最後まで読めるようになってるの凄い。不変性って凄いんやな。2017/03/20

N

1
教科書本文やwebに上げられているcheck解答の記述は式変形が非常に丁寧でいわゆる行間がほとんど無く独習に最適な教科書だと思います。場の量子論を最初に学ぶ方はまずこの本を読んでみるのが良いのではないかと個人的には思います。2020/01/13

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