内容説明
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本書ではファインマン・グラフを駆使しつつ、場の量子論において相互作用をどのように取り扱うかをできる限りわかり易く説明し、くりこみなどの理論的枠組みを理解してもらうよう努めた。
論理の飛躍をなくして、議論の流れを一歩一歩着実に追えるよう、他書では省かれているようなことがらにも紙面を割き、特に、すべての式を読者が確実に導けるよう導出過程を省略することなく丁寧に解説した。さらに重要な式に対してはその物理的な意味を詳しく述べた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
BIN
4
経路積分からくりこみまで。行間を読む必要は全くなく、懇切丁寧に書かれてます。計算過程も詳しく、問題に関する回答も別途PDFであり、そちらも詳しくおそらく全部合わせると1000ページ程度と大ボリュームです。ただ詳しく書いていてこの関数なんだっけ?と思ってしまうこともあるので、できるかぎり連続的に学習したほうがいいです。場の量子論の初学者には最適な1冊だと思います。2024/05/22
にしもん
0
計算が詳しく、行間がとても少ない本。かなり読みやすい。φ4乗理論が中心というか、摂動計算やくりこみではそれしか扱っていない。500ページを超える大部の書だが(1巻も合わせると1000ページ?)、これだけ読んでもQEDや非可換ゲージ理論の量子化、摂動計算には至らないのはけっこうしんどいか。先の範囲まで他の本で勉強しつつ計算の詳細をこの本に当たる、といった使い方が良いかも。ゲージ理論や繰り込み群を扱う続編を期待しています。2025/09/06
よく読む
0
理解できていないところが多いものの、あまり気にせず、読み終えた。一度に理解することは諦め、計算をある程度飛ばした。5ヶ月かかった。場の量子論の中では平易な本のはずだが、それでも難しい。本書を通じて学んだこと根本的なことがある。現代物理学は、対称性で方程式が決まること、対称性を破らないものは全て項に含む、実験で見つかっていなくても一般論を考える。たとえば、空間を3以外のn次元で考える。φ4乗理論に従う粒子しか見つかってないが、φ^n理論を一般に考える。2025/06/12
Sadashige Sekine
0
かなりわかりやすくいい本だった。 計算が物凄く丁寧。 死ぬまでに三回はやりたいな。
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