内容説明
自分の瞳は思いがけない力を秘めていたうえ、実の父親は西王だった――。王都の内乱から2ヶ月あまり。思いがけず知ってしまった衝撃の事実に、レスティリアは戸惑っていた。それでも、図書館を復興するために働き、将軍・リクニスとも少しずつ、心を通わせつつあった。そんなある日、レスティリアは古文書に関するある手紙を受け取る。差出人は、姿を消してしまった捜書官・バラノスで…!? クラシックファンタジー第2弾。
目次
第一章 風吹く灯台の街より
第二章 紡がれる想い
第三章 晩餐と長い夜
第四章 再会
第五章 地下迷宮へ
第六章 それぞれの罪
終章 ひそかなる誓い
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
でんか
9
蔵書整理で再読中。この作者さんの本は大体すき。全3巻の2巻目。たしか、この巻で彩本さんの存在を知り、どーんとハマった記憶があるなあ。どんどん話は進む、この展開の速さが良い。設定も少しずつ明らかにされ、それでこうなるのか、と納得できる流れ。リクニスとティリア・バラノスとの関係もいいバランスで、とうに無くしたはずの乙女心がキュンキュンしますわ。設定もよく考えてあって、狂言回し的存在の、吟遊詩人ディナンテが上手くその役を果たしている。あと1巻で完結だが、続くヒキもよいです。惜しいのはやっぱり絵かな……。2017/11/07
さつき
1
なんというか、バラノスが不憫だなあ…。2009/10/02
さり
0
今回から登場の吟遊詩人が不条理で最強かもしれない。ちょっと楽しい。2014/10/08
Mitsuki
0
私としてはバラノスに幸せになって欲しいので、今回は何だかバラノスが可哀そうでした。ヒロインは可愛らしいのに、口調がやっぱり男の子っぽくて、そこが少し残念かなぁ…2012/05/15
pomme
0
☆2011/08/17