内容説明
リクニスへの気持ちに気づかないふりをして、バラノスと王都を出る決心をしたレスティリア。しかし、同じ頃、リクニスに関する不吉な夢を何度も見るようになってしまう。一方、女神の伝承について調べていたバラノスは衝撃の事実を知って…!? 翠の瞳を受け継いだ少女と、彼女を家族にしたいと望んできた隻眼の青年、そして紅の瞳を持つ異国の将軍――3人をめぐる運命とは!? クラシックファンタジー完結編。
目次
第一章 ひとつの旅立ち
第二章 移りゆく季節
第三章 中央海をわたる船
第四章 女神に愛されし男
第五章 戦女神ふたたび
第六章 審判
終章 王都に吹く風
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
でんか
8
蔵書整理で再読中。全3巻の最終巻。今巻でもさらにいろいろ設定が明かされて、怒涛の展開。こういう、色々な設定を、過不足なく詰め込めるというのは作者のかたの筆力なんだろうなーと思うことです。リクニスが襲撃されるあたりの物語の盛り上げ方なども、いかにも山場という感じで、すごく読みごたえがありました。微妙なバランスだった三角関係も、リクニスさん推しの私には無問題。最後、ストレートに大団円とはいかない、ちょっとほろ苦い感じの幕切れですが、よくこのお話に合っていたと思います。大変すきなものがたりです。2017/11/07
さり
0
ぼんやりしていたところが一気に明かされて綺麗にまとまった、のだけどこの結末はちょっともったいない気がします。とても良い終わり方とは思うのですが……もうあとちょっと補足がほしいかなぁ。でも、シリーズ通して楽しかったです。2014/10/08
サティーシャ
0
リクニスに関する不吉な夢を見て、眠れない夜を過ごすレスティリア。女神の伝承を読み解き・・・終わったけど、ぼんやりして終わったような。やっぱり将軍なのね。2014/08/05
凍矢
0
2012/08/10
pomme
0
☆2011/08/17