- ホーム
- > 電子書籍
- > ビジネス・経営・経済
内容説明
目のつけどころがいい人は世界をどう観ているか? データ予測、意思決定、創造的思考……あらゆる知的生産の土台となる「見えないもの」を観る力――。メトロポリタン美術館、ボストン美術館で活躍し、イェール・ハーバード大で学んだ著者が明かす、全米100校で採用された知覚力トレーニング
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミライ
39
「13歳からのアート思考」など、最近増えてきたアート(知覚力)について語られた一冊。情報が多すぎて、何事も予測不能な現代において、物事を視覚的に捉えることで本質を観る力を養うための手法が解説される。実際の絵画の画像を使った(超簡単な)ワーク的な内容も混ぜつつ説明されているのですごく分かりやすかった。知覚力は、歴史・美術・心理学・脳科学などを横断して語られるトピックなので非常に奥深い。これを読めば、世界の有名企業家等がアートを収集する理由もわかると思う。2020/11/23
なっぱaaua
21
観察する事が大事な事はよく分かった。絵画の見方もとても参考になった。そして思考すること。やってみる癖を付けてみよう。しかしゴリラは気付かなかったな。いつも近視眼的なのだというのが実感できた。ドレスの色の件人間って半分の人がそう見えているのは衝撃だった。ノーベル賞受賞者の9割がアート愛好者とかドラッカーが室町水墨画の愛好家だったとかアップルの研修ではピカソのリトグラフの連作を使っているとか、アートがビジネスや研究とも深く繋がっているというのは驚くと同時に広い視野と思考にアートが役立つのだと理解した。~続く~2021/02/26
デビっちん
20
再読。知識があれば物事の解釈も速くなります。一方で、そこで満足してそれ以上の観察はしなくなってしまいます。目的を定めているなら尚更です。目的を定めず、ただただ観察して気づいたことを積み重ねて行くのが知覚力の向上につながるのだと思います。子どもが初めて見るように。2020/11/19
デビっちん
17
思考よりも大切な知覚力。なぜなら、思考する前の情報の解釈がズレていれば、どんなに論理的に考えても的はずれな結論にしか至らないからです。また、認識できていていない事については思考できませんから。そんな知覚力を高めるためにの絵画鑑賞を題材にしたステップが解説されていました。『観察力を磨く名画読解』と併せて読むと効果的と感じました。2020/11/18
P.N.平日友
12
バイアスをとらわれずものごと、問題を視覚的にとらえようという啓蒙書。事例とメリットを説明して具体的なトレーニングを説明するという流れ。事例とメリットの内容が少々長くてなかなか知りたいことにたどりつかなかった。こらえて読み進めると西洋絵画をもとにして問題を解くことに。これが意外と楽しいと感じた。複数人で議論しながら取り組むともっと面白いのかなと。 アート思考がまだなんなのか自分にはわかっていないけれど、なんらかの新しい価値観にふれられた気はする。2020/11/08