内容説明
旗本若殿・葉月定光として川賊退治に活躍する村上虎丸。だが定光の正体を疑う大老格・柳沢吉保は、ある罠を仕掛ける。一方、定光の妻・月姫は父から婚姻破棄を命じられ、実家に閉じ込められてしまう――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やま
89
身代わり若殿 葉月定光6作目 2020.09発行。字の大きさは…中(字が薄い)。 旗本・葉月家の若殿・定光の替え玉となり、葉月家を御家断絶の危機から救うべく奮闘する村上虎丸の物語です。 此度は、大老格・柳沢吉保と舅・松平筑前守近寛から正体を疑われつつあるなか。 柳沢が、元公儀隠密・唐木一徳を使って、偽川賊の罠で虎丸を誘き寄せ捕らえようとするが逃げられる。そんななか、叔父・五色四郎が家来を芸州に遣し村上虎丸を見知った者を江戸へ連れて来る。🌿続く→2020/12/06
むつこ
26
やったー、今巻とうとう月姫と虎丸が真正面から会います(キュンキュンです)月姫の恋心に、母・圀のように応援したくなるし、若殿様らしいふるまいや家臣たちへの思いやりにジンワリ。柳沢や五色四郎のしつこさにあきれるシリーズ6作目。2020/12/22
らび
21
そろそろ本格的にバレそう。柳沢吉保の執拗さはどうなんだ・・。家宣初登場で(この人は読めていそう)味方に付いてくれたら心強いと思う。そして月姫と虎丸が初対面!思いを打ち明けられて戸惑うも「嬉しい」と漏らしてしまう2人に離縁が待ち受けている。。続きが楽しみです。2020/10/30
klu
9
綱渡り状態がいつまで続きますか・・・もっともそれが終わった時が話もおわりかな?2020/11/07
紫鈴
5
今回月姫がんばった!!普段おとなしいのに、思い詰めるととんでもないことするお姫様だ。柳沢と五色四郎の執念深さと、勘の鋭さに辟易する。将軍があの綱吉(犬公方)だからなぁと思っていたら、家宣、吉宗がチラリ。☆42021/05/08