内容説明
かつての弟子から、旗本屋敷の幽霊退治を任された古宮蓮十郎。
幽霊が「わかる」忠次ら4人と屋敷に泊まりこもうとする蓮十郎だったが、屋敷の手前で恐ろしい幽霊の気配を感じた忠次・留吉・新七の3人は引き返すことになり、銀太と泊まることに。
その晩、女の幽霊を目撃した蓮十郎。翌朝、弟子に話を聞くと、恐ろしいことが明らかに。
今まで、女の幽霊をなんとかしようと訪れたものは皆、二日目の晩以降に大半が死んでしまうのだそうな。
蓮十郎は無事に屋敷から生還できるのか?
大好評シリーズ第4弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
sin
72
祠に祀られた少女から課せられたやっかいな霊を知る力と、それを面白がってたかってくる質屋の娘…幼くして女難だ(笑)。さて今回は二本立て、寺子屋の師匠はかつての道場の弟子に請われて旗本屋敷へ幽霊退治に、子供たちはその難を避けて旅の空…そして各々の事件が交互に語られる。因果は巡って凶刃に倒れた祠の少女の怨みが三十年の月日を越えて果たされるとき…子供たちの知る力や如何に!2020/09/20
papako
71
だんだん楽しめるようになってきたシリーズ。とうとうお多恵ちゃんの事件に決着が。弥之助は自分の手で仇をうった!4人は大家さんとお紺ちゃんと一緒に江ノ島観光。旅先でも相変わらず視えちゃうね。蓮十郎と竜のコンビも楽しい。さてさて次がラストのようですが、お多恵ちゃんは成仏したみたいなのにどうするの?2021/10/14
きよみオレンジ
4
多恵殺しの真相がわかってスッキリ。これで幽霊はもう見ないのか?2022/03/15
へへろ~本舗
3
お紺が出てこなくても良かったのに。鬱陶しい。竜の二つ名が出る度に笑ってしまった2020/11/18
とりこ
3
溝猫長屋 祠之怪シリーズの4冊目です。4人の子供たちがそれぞれ見る、聞く、嗅ぐに別れて幽霊に遭遇するという話。1人は仲間はずれになってちょっと可哀想だったりしますが今回は仲間はずれにはなりませんでした。幽霊の悩み?も解決していくので面白いです。子供達の個性も感じられて笑える時代小説です。2020/10/20
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