講談社文庫<br> 溝猫長屋 祠之怪

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講談社文庫
溝猫長屋 祠之怪

  • 著者名:輪渡颯介【著】
  • 価格 ¥704(本体¥640)
  • 講談社(2018/11発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065133514

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内容説明

猫まみれ長屋の奥にある祠に、毎朝お参りすることになった溝猫長屋の年長組、十二歳の忠次たち四人。そのお多恵の祠の力なのか、忠次たちは幽霊を感じることができるようになる。桶職人の倅、忠次は「見る」ことが、提灯屋の倅、新七は「嗅ぐ」ことが、油屋の倅、留吉は「聞く」ことができるようになった。将棋盤の職人の倅、銀太だけは何も変わらない。お多恵の祠は、はたして長屋の子供たちの守り神なのか、それとも!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

papako

75
皆塵堂シリーズがすごく楽しかったので、こちらのシリーズも。猫が溝板の下に寝てる長屋『溝猫長屋』そこにあるお多恵ちゃんの祠。長屋の最年長の男の子がお参りする決まりがある。そこにお参りした男の子はあるものが見えたり聞こえたり臭ったりするようになる。ちょっと設定がめんどくさい。今年の男の子は4人いてそれぞれ見たり聞いたり臭ったり。そこから未解決な事件が解決される。あとがきに書かれているように猫度は低め。まだすごく楽しい!にはなっていない。さてさてシリーズ読みすすめます。2021/08/05

mihya

36
皆塵堂シリーズを読み終えてしまったのだが、あの感覚を味わいたくて溝猫長屋シリーズに手を出した。 やっぱり面白い。時代ものが苦手な私が輪渡ワールドにすっかりハマってしまっている。 こちらは長屋に住む4人の少年と幽霊のお話。もちろん周りを囲む癖強めの大人と沢山の猫と1匹の犬が出てくる。幽霊話であって、人情話でもあって、猫の…というより犬の話になりそう(?)。 皆塵堂シリーズとは違った面白さもありそう。 表紙のおとないちあきさんのイラストが良い。(特に猫の動き)2022/10/16

ito

32
野良猫が13匹もいる長屋でおこる怪談物語。長屋で最年長の子供たち4人は、「お多恵ちゃんの祠」を毎朝お参りすることになった。毎年、お参りをするようになると幽霊が見えるようになる、しかも幽霊の「(臭いを)嗅ぐ」「(声を)聞く」「(姿を)見る」の役割を一人ずつ担当する。子供たちの個性とそれらをとりまく大家、親分、手習い師匠の関係が微笑ましい。大人達に怒られながら、担当するならどれがいいか、本気で悩む子供たち。過去の事件の真相を追う親分。ほのぼのとした怪談物語だった。2019/10/27

タッキー

15
江戸のたくさん猫が住んでいる長屋に住む悪ガキ4人が、幽霊を『見る』『聞く』『嗅ぐ』で感じることができるようになり、その能力を活かして一つの事件を解決するというストーリー。可もなく不可もなく、サラサラっと読める感じの内容でした。せっかくの猫がたくさん住んでいて、タイトルもどぶ猫長屋なので、猫を事件に絡めればいいのになぁと思いました。2019/08/24

紅子

12
少し前、“DayToDay”にて輪渡さんと出会い、読んでみたい!と思っていたところ、くじ引き選書にて本書が選ばれる。 読みやすく、いたずらっ子の子どもたちがかわいく楽しめた。シリーズなので続けて読んでいきたい。2020/11/09

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