内容説明
「恥を忍んで申し上げます。開戦日の延期はできないものでしょうか?」
「既にハワイ作戦に向けて動き始めている。今になっての中止は考えられぬ」
開戦劈頭の奇襲攻撃は根底から覆された――
昭和一六年、日米関係の悪化により、戦争は避けられぬ情勢となりつつあった。すでに連合艦隊は開戦に備え、各地で動き出している。そのなかに、特異な巡洋艦の姿があった。防空巡洋艦「青葉」「加古」。主砲すべてを高角砲に換装し、空母機動部隊を航空攻撃から守るために改装された艦である。
だが、真珠湾の米主力艦隊に奇襲をかける空母機動部隊への参加を見送られ、マレー・シンガポール攻略を担当する艦隊に配属されてしまった。想定とは違う任務に戸惑う乗組員たち。南方作戦には防空巡洋艦の出番はないのではと落胆の思いを抱いたが……。
そこに陸海軍、いや日本中を動転させる驚愕の情報が飛び込んできた! 新シリーズ開幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ikedama99
7
2巻まで出ているのに最近になって気が付き、まとめ買いして、アタックする。このような場面設定をするとは・・とびっくり。この状況はけっして帝国海軍には有利とは思えないが、形はそれなりに整うものか。今回は、話のテンポよく進むイメージが強い。それと、両軍とも登場人物の表現がこれまでの作品よりも多く感じる。そのためか、緊迫感の迫り方がこれまでの作品よりもくっきりしている印象もある。長10サンチ高角砲と重巡青葉は好きなアイテムと艦。活躍に大いに喜びかつ期待する。2020/11/04
池田羽衣
4
こういうコプセプトの船好きです!2020/11/01
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