内容説明
十二年に一度の奉納試合。前回その凶猛な剣で二人を殺して優勝した斎木源助が、再び出場する。不穏な空気の中、剣術道場の意地と遺恨がぶつかり合う。その立会人は、草深い奥州に隠居した元幕府御庭番、ご存じ鹿間狸斎。試合の陰に仕組まれた大きな陰謀に巻き込まれていく……。好評シリーズ第七弾！
感想・レビュー
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ひ ろ
1
やはりこの人のストーリーは面白い！ぐいぐい引き込まれてアッと言う間に読了。 奉納試合での怨恨、飢饉で餓死者を沢山出した村、舞う鬼、空飛ぶ刀…。不気味な雰囲気で物語は進むが、御隠居の鮮やかな活躍で解決へと導く。五合升村の親分他お馴染みの面々も健在。 ただ、隠し村―陰謀みたいな設定は、ちょいとワンパターン化してるかなぁ。2012/09/16
松風
0
このシリーズにしてはやや単純な筋。十里村について、隼太や美代らの葛藤等読みたりなさが残る。2012/08/07
