出版社内容情報
死とは、長い過程であって特定の瞬間ではない――人生の最終段階と、それにともなう不安・怒り・恐怖・希望・・・・・・。二百人にのぼる患者に寄り添い、直接聞きとった“死に至る”人間の心の動きを研究した、画期的な書。
内容説明
死とは、長い過程であって特定の瞬間ではない。人生の最終段階までに現れる、否認と孤立・怒り・取り引き・抑鬱・受容、そして希望―。二百人に及ぶ末期患者への直接面接取材で、死に至る人間の心の動きをさぐり、家族、病院関係者が、患者の暗黙の訴えと向き合うきっかけとなった、画期的名著。
目次
死の恐怖について
死とその過程に対するさまざまな姿勢
第一段階/否認と孤立
第二段階/怒り
第三段階/取り引き
第四段階/抑鬱
第五段階/受容
希望
患者の家族
末期患者へのインタビュー
死とその過程に関するセミナーへの反応
末期患者の精神療法
著者等紹介
キューブラー・ロス,エリザベス[キューブラーロス,エリザベス] [K¨ubler‐Ross,Elisabeth]
精神科医。1926年、スイスのチューリヒに生まれる。チューリヒ大学に学び、1957年学位取得。その後渡米し、ニューヨークのマンハッタン州立病院、コロラド大学病院などをへて、1965年シカゴ大学ビリングズ病院で「死とその過程」に関するセミナーをはじめる。1969年、『死ぬ瞬間』を出版して国際的に有名になる。著書多数。2004年、死去
鈴木晶[スズキショウ]
1952年、東京生まれ。東京大学文学部ロシア文学科卒業、同大学院人文科学研究科博士課程満期修了。現在、法政大学名誉教授、早稲田大学大学院客員教授。専攻は文学批評、精神分析学、舞踏史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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