内容説明
「シリーズ心の糧 五」
この巻より『記紀の事々』と副題を附けて、『古事記』『日本書紀』について語ります。
今世界中で一番、「戦争を厭う思い」の強いのは日本人であろう。
しかし今なお、世界から向けられた「太平洋戦争を引き起こした日本」への眼差しは厳しい。
それは壬申の乱を起こした大海人皇子(天武天皇)に向ける目と同じだと気付いた。
そして歴史を辿る中で、世の荒廃、人心の荒廃を立て直し、次の世の「輝かしい天平文化」の時代を作り上げたのは、この辛酸の時代の中に育った人々である事を知った。
私は、この功績は天武天皇の『記紀』の編纂と、その中に書かれた「日本神話」の流布にあると強く思ったのだ。
敗戦と共に、日本人の記憶から抹殺されようとしている「日本神話」。
日本人の精神の根幹・・優しく、温かな、熱き心を持たせてくれたのはこの「日本神話」なのです。
みんなは、日本が世界中で一番長い歴史を持つ国である事を知っているだろうか?
その長い歴史を作り上げてきたのは、大国主命の生き様に魅せられた人々、代々の大王(天皇)たち、民たちの心なのです。
私は胸を張って、その心を作り上げた「日本神話」を、熱く、丁寧に語ろうと思います。
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