語りの場からの学問創成―当事者、ケア、コミュニティ

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  • サイズ A5判/ページ数 270p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784814005260
  • NDC分類 369.27
  • Cコード C0037

出版社内容情報

数値化・普遍化に傾注する従来の学問のみでは,弱くゆらぎやすい私たちの「生」をとらえることはできない。これを打開する鍵が,多様な困り事を抱えたひとびとの「声にならない〈声〉」の中にある。障害・依存症・難病の当事者の「語りの場」から,学問が「生に対する意義」を回復するための挑戦。

内容説明

数値化・普遍化に傾注する従来の学問のみでは、弱くゆらぎやすい私たちの「生」をとらえることはできない。これを打開する鍵が、多様な困り事を抱えたひとびとの「声にならない“声”」の中にある。障害・依存症・難病の当事者の「語りの場」から、学問が「生に対する意義」を回復するための挑戦。

目次

第1部 「当事者の語り」と学問の融合を目指して(当事者研究:知と倫理;ケアの倫理:中動態に基づく意思決定モデルと「言葉のバリアフリー化」;対談 当事者研究とケアの倫理:その響き合うところ)
第2部 当事者による語りと学問創成の可能性(痛みのある人生を生きる:社会と繋がるための私の試行錯誤;「障害」について考えることの学問的楽しさ:京大バリアフリーフォーラムに参加して;仲間・自己・責任:自己権利擁護の前提条件についての覚書;関係性とことば;障害のある人のナラティヴから見えてくるもの:当事者の語りデータベースを通じて考える;精神障害者の当事者研究;自立生活、その後試論)
第3部 バリアフリーフォーラムという学問創成の場(フォーラムを俯瞰する;フォーラムの運営:事務局の対応)

著者等紹介

嶺重慎[ミネシゲシン]
京都大学名誉教授。1986年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了、理学博士。2023年京都大学を定年退職。専門は宇宙物理学(ブラックホール天文学)。専門研究の傍らバリアフリー学習教材(点字版・手話版)製作や京都大学バリアフリーシンポジウムの企画に携わる。2007年井上学術賞、2008年日本天文学会林忠四郎賞、2012年京都新聞教育社会賞受賞

熊谷晋一郎[クマガヤシンイチロウ]
東京大学先端科学技術研究センター教授、小児科医。東京大学バリアフリー支援室長、日本学術会議会員、内閣府障害者政策委員会委員長。新生児仮死の後遺症で、脳性マヒに。以後車いす生活となる。東京大学医学部医学科卒業後、千葉西病院小児科、埼玉医科大学小児心臓科での勤務、東京大学大学院医学系研究科博士課程での研究生活を経て、現職。専門は小児科学、当事者研究

村田淳[ムラタジュン]
京都大学学生総合支援機構准教授。同大学のDRC(障害学生支援部門)チーフコーディネーター、HEAP(高等教育アクセシビリティプラットフォーム)ディレクター。2007年より、京都大学における障害学生支援に従事。組織的な支援体制の構築や合理的配慮の提供に関するシステムを構築するなど、組織・部署のマネジメント業務を担う一方、障害のある学生の相談・支援コーディネート・各種コンサルテーションやプロジェクトを実施するなど、支援現場で様々な取り組みを行う。社会的な活動として文部科学省「障害のある学生の修学支援に関する検討会」委員、全国高等教育障害学生支援協議会(AHEAD JAPAN)業務執行理事など

安井絢子[ヤスイアヤコ]
京都大学文学部非常勤講師。2015年京都大学大学院文学研究科博士課程指導認定退学。博士(文学)(京都大学)。専門は現代英米倫理学、特にケアの倫理。先天的な視覚障害者。介助者のサポートのもと、滋賀大学や大阪経済大学、看護専門学校などで非常勤講師として授業担当する傍ら、一般向け講演、京都府立植物園における視覚障害者向けガイド養成講座にも携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。