内容説明
《吸血鬼×殺人鬼》の暗躍、新たなる幕開け。
「令和の切り裂きジャック」と畏れられる殺人鬼・神無と、彼の前に現れた吸血鬼・御影。彼らは闇にうごめく「咎人(トガビト)」という異能者だ。咎人とは、罪を犯して人の道を外れ、その罰の証の如く「聖痕(スティグマ)」と呼ばれる刻印を身に宿した者達の総称。咎人は個々の特殊な能力を使い、戦うことを宿命づけられた存在なのだった。
愛を知りたい神無は、愛を教えるという御影とともに、都心の古びた洋館で暮らし始めた。それと時を同じくして、蛇の道は蛇ということで、同じ咎人がらみのトラブルを解決するために御影と組んだ神無は、同類相手の戦闘を繰り返すことに。一方、警視庁内部に密かに存在する「異能課」では、咎人を狩る使命を帯びた男が、頻発する「切り裂きジャック事件」の犯人として神無を追い詰めようとしていて……?
「咎人」たちの血塗られた戦いの物語は、一体どこへ向かうのか。究極のダークファンタジー、第二弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
坂城 弥生
28
高峰さんの業の話、もうちょっと詳しく聞きたかった…2020/09/23
白雪ちょこ
21
前回に比べて、今回はバトル要素が豊富に描かれていて、すごく面白かった。 相変わらず神無と御影の心の繋がりや、吸血シーンがもう濃厚すぎてエロい。 とにかくエロい。 BL要素も、より濃くなっていて腐女子である私にとっては、大満足。 終始ニマニマしていた。 特に、おまけのコーナーで苦痛に思いながらも喘いでいるシーンが、最高。 新規キャラクターの、高峰さんと纏ちゃんも良かった。 イメージCVとしては、高峰さんは子安武人さん。纏ちゃんは上田麗奈さ。 次回も、どんな風に物語が進んでいくのか 気になる。2024/05/04
cithara
11
終盤で御影と神無が行った池袋の雑貨屋とは「迎手」ではないだろうか(『地底アパート』シリーズより)? そして「胡散臭いことこの上ない」と神無が思った店主とはメフィストフェレスのことでは? 最近蒼月さんの作品を読むと、今度は誰が越境してくるのか楽しみに。神無は今後咎人として生きていけるのか? 迷いが沢山ありそうでどうも不安。そういう彼のためにも御影が存在するのは必然なのかもしれない。高峰、知的なメガネ男子と思ったら「マジモンのスジモン」だった。まぁ、蒼月作品の登場人物は一筋縄ではいかないことは分かっていたが。2021/04/19
hautan
10
シリーズ2作目。兎に角読みやすくて良い感じです。 サラッとし過ぎて物足りないと思う方もいると思いますが 私はどんな内容でも好きな作家さんなのでこの後も追います。赤 青 次は黄色ですって表紙のカラー(n*´ω`*n)2022/11/04
なみ
9
電子☆仲間が増えた。その新たな咎人との対決章の副題と彼らの事情がなんともやるせない。そんな中で着々と御影と神無の仲は深まっていく(相棒として)まだまだ続きますよね、まだまだいろいろと中途半端なので続くはず。2021/01/15