ヤングチャンピオン・コミックス ちらん -特攻兵の幸福食堂- 3

著者名：魚乃目三太

秋田書店（2020/08発売）

• ISBN：9784253146241

内容説明

特攻の町・知覧。昭和16年、南九州の端にあるこの町に大きな滑走路と飛行学校が完成しました。そして、純真無垢な少年飛行兵達が主人公(嶋田栄子)家族が知覧の地で営む食堂(幸福食堂)に集まっては去っていきました。開戦から3年目の秋。戦況は悪化していき、ついに『特攻作戦』が……。そんな頃、幼なじみの保も知覧から飛び立つことに…。そして、あの朝鮮人飛行兵も惜別の唄を残して飛んでいき……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[馨]

この作品はどの巻を読んでも泣けてしまいます。特攻隊員を見送り続ける嶋田家の3人の気持ちも悲しすぎるし、別れの前にと遠くからやってくる特攻隊員の両親や恋人の気持ち、愛する人と、もっと本当は生きたいと思う特攻隊員たちの死との向き合い方、どの立場の人から見ても悲しさしかない。振武寮のことも勉強したけれど何とも酷いです。次が最終巻。早く読みたいです。

2020/10/05

[糸文]

★★★★☆

2023/12/02

[じょり]

これから一緒に生きていく希望があれば死ぬことは躊躇うよね。こういうことは特攻隊以外でもたくさんあったんじゃないかな。特攻失敗するとあんだけひどい仕打ちを受けていたのか。士気を高める為だろうけど、それだけ戦況も逼迫していたんだろうね

2021/07/24