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内容説明
特攻の町・知覧。昭和16年、南九州の端にあるこの町に大きな滑走路と飛行学校が完成しました。そして、純真無垢な少年飛行兵達が主人公(嶋田栄子)家族が知覧の地で営む食堂(幸福食堂)に集まっては去っていきました。開戦から3年目の秋。戦況は悪化していき、ついに『特攻作戦』が……。そんな頃、幼なじみの保が突然、特攻兵となって知覧に戻ってきました。そして、ついに知覧飛行場から出撃の日が……。知覧に実在した『富屋食堂』と『特攻の母』と呼ばれた鳥濱トメさんの遺族への取材を通じて紡がれる戦争ドラマです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
馨
39
戦局が厳しくなる昭和19年以降。知覧の幸福食堂に訪れる軍人さんも次第に特攻兵が増えてきます。幼馴染との久しぶりの再会も、愛する息子との再会も、あと数日で死にに征くその前に束の間の時間だったとわかるとやるせなさすぎます。鶏が産卵しなくても、自分たちの分のごはんを軍人に与えるトミさんに、特攻隊の方々の喜びは図りしれなかったと思います。2020/08/11
じょり
4
口で死ぬのが怖くないと言っても、いざ命令が下れば怖くなるよなぁ･･･それにしても、三角兵舎の意味はわからん。なぜ隔離が必要だったんだろう。脱走防止かな？2021/07/24
糸文
3
★★★★☆2023/12/02
