内容説明
学校の常識をぶっ壊す、抱腹絶倒の新作！
ぼくたちのクラスに、転校生がやってきた。その名もポチ崎ポチ夫といい、転校初日から不思議な言動でぼくたちを驚かせてきた。ある日、廊下を走るポチ崎を見つけたぼくは、「危ないから走ったらダメだよ」と注意する。だけど、ポチ崎は思わぬ反論を繰りひろげ、学級委員長の佐野さんが怒っても、まったく気にしていないようだった。やがて、ポチ崎の廊下ダッシュは、学校全体を巻き込む大騒ぎに……！
またある日、水筒に詰めたコーヒーを飲むポチ崎に、ぼくは「学校にコーヒーを持ってきたらダメだよ」と注意する。だが研究熱心なポチ崎は、おいしいコーヒーのいれかたを極め、さらにはそれがたくさんの評判を呼び……。
「廊下50メートル走」「ポチ崎コーヒー」「ポチ崎社長」「ポチ崎亭」「pクリーナー」「髪の華道家」「睡眠法」「ポチ崎シェフ」の八作を収録。
読めば、学校に行くのがもっと楽しくなっちゃう！？
「ショートショートの書き方講座」も大人気！ 気鋭のショートショート作家・田丸雅智さんによる、笑って笑って、ちょっと泣けちゃう、ポチ崎ポチ夫の傑作集。（2020年7月発表作品）
※対象年齢：中学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
読書国の仮住まい
2
著者初読み。 ソウタの学校に転校生のポチ崎ポチ夫がやって来る。 廊下を走る、教室でコーヒーを煎れる、学校内で起業する、落語家として活動する、お掃除ロボットを発明する、髪型で華道家となる、さまざまな睡眠方法を編み出す、学校給食の監修をする。 その全てで日本代表に選ばられたり、一定の大成功を収めていくが、ある日突然ピタッと辞めてしまうというのが大体の流れ。 どの話も最初にソウタが〇〇しちゃダメじゃん！とたしなめ、ポチ崎が一理あるねと受けてからそれらしい理屈を述べるのが読みどころか。 転校生、学校を転がすヤツ。2023/02/07
nobue
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田丸さんの名前だけで検索して図書館予約したら、完全に児童書でした。転校生のポチ崎ポチ夫が屁理屈と共に学校のルールを破り、教師も大人もクラスメイトもそれを受け入れるどころか褒め称えるようなハチャメチャな展開になっていく短編集。児童にはウケるのかもしれないが、私にはハチャメチャすぎてちょっとしんどい。もうハチャメチャについていけないお年頃なのよ。2023/01/19
