内容説明
常識は気にしない。スーパー小学生大活躍!
ぼくたちのクラスに転校してきたポチ崎ポチ夫。校則や常識なんてものは気にしない、自由気ままなひらめきと言動でぼくたちの学校生活を翻弄する!
◇学校に水晶玉を持ってきたポチ崎は、クラスメイトたちの未来を占いはじめる。その占いは抜群の的中率であっという間に評判になり、大行列ができるほど。ところがある日、ポチ崎が見たのは地球滅亡の未来だった…!?(「ポチ崎の館」)
◇史上初、小学生宇宙飛行士に選ばれ、ロケットに搭乗することになったポチ崎。重力という見えない足かせから自由になることが大事なのだという。あっけにとられるぼくたちをよそにロケットは飛び立ったが、宇宙空間での作業を中継するインターネット動画に奇妙なものが写りこんで……。(「ポチ崎の重力」)
など、奇想天外な短編5作品を収録。
TBS「情熱大陸」、NHK「SWICHインタビュー 達人達」などメディアに多数登場。ショートショートの書き方講座が小学4年生の国語教科書に採用されるなど、注目を集める東大卒作家が贈る最新作は、破天荒な小学生の自由で豊かなアイデアに驚かされること間違いなし! 読めば、学校も勉強もますます楽しくなっちゃう!?
※対象年齢:中学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
読書国の仮住まい
1
シリーズ二冊目。 今回もポチ崎がいろんなことをやって成功を収める、という流れはほぼ同じ。 水晶玉を使って占うとズバリ未来を的中させる。 掃除の時間に廊下を泡だらけにして、その上を滑る競技で大活躍。 学校の花壇にリーフレタスをはじめ、各種野菜を育てていく。 校庭を深掘りしていて、温泉を掘り当てて大浴場を開店。 教室の扉で懸垂をしていて、何故か宇宙飛行士にまでなって宇宙ステーションに滞在。 前巻でも感じたが、最初学級委員長の佐野さんがソウタに理不尽な注意をするのに、しれっと染まって受け入れているのがちょっと。2023/02/09